<質問をされる皆さんへ>
名乗らない方、自己紹介しない方、下記の内容を読まず書いてあることと同じ質問をされる方、礼も言わずに次の質問をする方、細切れに何度も質問を繰り返す方には返信しない場合があります。
予めご了承ください。

2017年

4月7日
<質問>
演奏中、別人になってしまったかのように吹けなくなる現象があります。
どうしたらいいでしょうか?

<答え>
「緊張しないやつは音楽家にはなれない。」
広上淳一

「緊張しないのはやる気がないということでそれでは結果は出ないが、緊張しすぎても駄目。結果を出すには適度な緊張が必要。」
松井秀喜

10回吹いて1回間違える個所があるとします。
そこを間違えないで吹こうとすると緊張します。
それを練習によって100回やって1回しか間違えない状態にまで高めたとします。
それでも間違える可能性は1%あります。
考えうるあらゆる努力を尽くし、その1%が出てしまった時には「これだけやって駄目なら仕方ない。」と受け入れる気持ちがあれば、過度の緊張は抑えられます。

全ての個所で緊張するわけではなく、嫌な個所というのがあります。
そこが嫌でなくなれば緊張感は抑えられます。
そのためには、徹底的にそこを練習しつつ、指使いなどあらゆる側面からそこが嫌な原因を探り出し、解決法を考え、実践しましょう。

一日一度でいいので、止まらずに全体を通して演奏します。
その後、上手く行かなかった部分を集中的に練習します。
そうすれば徐々に問題はなくなっていきますが、それでもどうしても間違う可能性が残ったら、その可能性を受け入れましょう。

緊張すると速くなります。
それにより、普段吹けているところが吹けなくなることがあります。
緊張すると速くなるということが常にしっかりと意識されていれば、この問題は起こりにくくなります。

吹けているのだけど何となく怖いという個所は危険です。
どうやって吹いているのかをきちんと把握できるようにしましょう。

「緊張しないようにと思うとさらに緊張する。もっと緊張しようと思えば緊張は抑えられる。」と言う心理学者がいますが、私自身は実践できていません。

息を長く吐くと心拍数は下がります。
鼻で4秒息を吸い、4秒息を止め、口から8秒で息を吐くという方法もあります。
ただ、副交感神経が優位になりすぎて眠くなるので、やりすぎには注意が必要です。

規則的なリズムの運動(ウォーキング、ランニング、踏み台昇降など)を毎日20分以上やると、緊張しにくくなるというデータがあります。

ランニング、水泳など強めの有酸素運動により、平常時の心拍数を下げることができます。
それにより緊張した時の心拍数も下がります。
これらの運動をすると体力に余裕ができ、頭が白くなるという現象が起こりにくくなります。

個人的な実感ですが、下半身にしっかりとした筋肉がついていると安心感が増し、どっしりとした気持ちで物事に動じにくくなります。

2016年

10月5日
<リード保存法>
リードには、その成長段階に応じて最適な温度と湿度がある。
吹き始めて1週間以内でまだ成長させたい場合は、室温と通常の湿度で保存する。
リードが完成し、それ以上老化させたくない場合は、低い温度と高い湿度で保存する。
具体的には、冷凍保存用パック(イージージッパーがお勧め)に入れ、冷蔵庫で保存する。
そのまま冷蔵庫に入れると乾燥しすぎるので注意が必要。
さらに湿度を高くしたい場合は、クリーニングペーパーを丸めて濡らし、冷凍保存用パックに一緒に入れる。
たとえ成長段階であっても、真夏の空調が効いていない室内や冬場の暖房の効いた室内はリードを駄目にする。
高温や乾燥は避けないといけない。

<リード冷凍保存法>
リードを一日乾燥させてから冷凍保存用パックに入れ、冷凍庫で保存する。
これにより、数か月程度であればほとんど変わらない状態を維持できる。
ただし、長期間になると徐々に乾燥していく。
これは家庭用冷凍庫の温度や開け閉めが影響していると思われる。
リードはそのまま置いておけばどんどん老化する。
冷凍することにより、この現象を止めることができる。
いいリードだと思ったら冷凍保存し、本番など大事な時だけ出して吹く。
これにより、一枚のリードを複数の本番で使用できる。

<マウスピースについて>
マウスピースは、使用することによりリードと接する部分が徐々に削れ、リードとの間隔が狭くなる。
これにより、厚いリードに合うようになり、薄いリードに合わなくなる。
つまり、古いマウスピースほど厚いリードに合うようになる。
古いマウスピースと新しいマウスピースを同時に使用することにより、厚いリードと薄いリードの両方に対応できる。
気圧が低くなればリードは厚くなり、気圧が高くなればリードは薄くなる。
その日の気圧によって、同じリードでも合うマウスピースは違う。
マウスピースを1本しか使わないというのはとても危険だ。
リードが合わない時、リードが悪いと思ってしまう。
しかし実際には、別のマウスピースなら上手く行く可能性は高い。
上記の通り、マウスピースは徐々に変化する。
1本しか使わないと、この変化に気が付かない。
そのため、最近どうもリードが薄いなあなどと思ってしまうのだ。

2014年

4月10日
B♭管のCis-Gisが、一度水が出始めると3分に一度出るというひどい状況。
この状況を打開するため、アマゾンで購入した撥水剤を自分で塗ってみた。
まず上管を分解し、綿棒を濡らして音孔を掃除、それから乾いた綿棒で再度掃除。
その後綿棒に撥水剤をつけ、音孔に塗る。
その後練習してみたが、まだ水は出ていない。
効果があることは間違いない。
それほど汚れが溜まっていたいたわけではないが、掃除で鳴りがよくなり吹いていて気持ちいい。

マウスピースの掃除法。
クランポンのスワブの重りがついていない方、尻尾を適度な長さに切る。
切らなくても掃除できるが、切らないと余分に擦れるのが気になる。
切った方からスワブをマウスピースに通して軽く押さえて水分を取り、元の方向に抜く。
擦れによる消耗が避けられ、しかもきれいに掃除できる。
この尻尾はスワブが抜けなくなった時のものだが、このスワブは薄く、よほど入れ方が悪くなければ抜けなくなることはまずないので、切っても問題ない。

2012年


6月12日
<質問>
新しい楽器は、最初は少しずつ吹き込んでいくのでしょうか?
<答え>
最近の楽器は割と最初から2時間ぐらい吹いて大丈夫です。
ただ、冬場は急激な温度変化を与えないこと。
つまりあまり寒いところに置かず、なるべく自分と同じ場所に置くようにしましょう。
楽器が冷たい場合は徐々に暖めながら吹きましょう。
また、スワブは冬場は特にこまめに通してください。

2011年

10月30日
最近ドビュッシーが分かってきたような気がする。
先日の球磨川の写真もそうだが、風景を撮っているというよりは移ろいゆく色や気分を撮っている。
それがドビュッシーの音楽と似ている。
おかげで第1狂詩曲を演奏していても、以前よりも具体的なイメージが湧くようになった。

<質問>
マーラーの9番第2楽章に最低音より低いミ♭が3ヶ所出てきます。
in Bb で書かれているので、A管に持ち替えれば出るのですが、2楽章全体をA管で吹くべきでしょうか。
また、もし他に方法があれば教えて下さい。
<答え>
以前演奏した時はA管を部分的に持ち替えました。

10月26日
<質問>
シューベルトの未完成交響曲についての質問です。
第2楽章の66小節目から始まるソロの部分ですが、息継ぎは何処でするのがベターでしょうか?
フレーズ感を壊さずに自然な息継ぎができる箇所を考えると悩んでしまいます。
<答え>
最後のソミシーの前でブレスしてみてください。

9月16日
<質問>
GLとノーマルの楽器との違いをどう思われますか?
使い分けは必要ですか?
<答え>
グリーンラインは木に比べて比重が1.2と高く、その分楽器が重くなりますが、よく響き遠鳴りします。
ただし、トスカはグリーンラインで設計しているため問題ないですが、それ以外の機種は木で設計してグリーンラインに置き換えているので、全ての機種でいい結果が出るとは限りません。
私はトスカとプレスティージュに関してはグリーンラインはとてもいいと思います。
R−13のグリーンラインは鳴りがやや重く感じました。
それ以外の機種については吹いていないので分かりません。
使い分ける必要はないと思います。

9月14日
<質問>
私は今、一年前に買ったクランポンRCプレスティージュの鳴り方に疑問を持っています。
EbクラとBbクラを2本、クランポン本社へ行き、選びました。
それまでは、Ebクラ‐YAMAHA カスタム、Bbクラ‐クランポンR‐13を使っていました。
プレスティージュにしたのは、音が良かったからなのですが。
一年吹いてみて、全体的に上管が軽く、下管が重いです。EbクラはプレスティージュGLなので、尚更感じます。
楽器本来の特質なのか、私の癖なのか…悩んでいます。
高尾先生のHPをみて、タルを替えると…いうお話もあったので、何かアドバイスいただけないでしょうか?
最悪の場合は買い替えも考えていますが、予算もあるので…何か改善方法があればと思っています。
マウスピース→Bbーウ゛ァンドレン5RVライヤー、Ebーウ゛ァンドレンB44
リガチャー→Bb、Ebー共にBGレボリューション
<答え>
実際に吹いてみないと何とも言えませんが、プレスティージュはフェスティバルやトスカと比べると軽くよく響くという特徴があるので、それを特に上管で感じている可能性が高いと思います。
解決法としては、フェスティバルもしくはトスカに買い換えるのがベストかも知れません。
つまり、プレスティージュと相性が悪い可能性が高いと思われます。
世の中には逆に私の知り合いなど、フェスティバルやトスカはどうしても駄目で、プレスティージュでないと吹けないという人もいます。
とりあえずフェスティバル、トスカを吹いてみてはいかがでしょうか。
もしプロのレッスンを受けることができるのなら、ひょっとして奏法の問題かも知れませんのでそれが解決できればこの問題は解決できます。
トスカGLのたるをつけると上下のバランスは多少はよくなると思います。
リガチャーは金属でなるべく軽いものをお勧めします。
それでは音が硬いということでしたら、私のリガチャーも試してみてください。
柔らかい音でよく響きます。
皮は響きを吸収します。
それが原因ということも考えられます。

8月5日
昨日のリハーサル後、Nさんに「アニュス・デイ冒頭のソロはもう少し穏やかな方がいいんじゃない?」と言われた。
mf espressivoと書いてあるしなあと思いつつ、しばらくして気がついた。
昨日のリハーサルでは今回の本番用に準備した3枚の本番用リードを試していたのだが、そのうちの2枚が重くて使えないという結論に達した。
「このリード、重くて駄目だ。」と思いながら吹いていたのだ。
リード楽器はこのように、本人の意思と関わりなく、リードによって音量や表現が大きく変わる。
リハーサルは本番で使えるリードを選ぶための最終選考で、その時にあれ?と思っても本番ではそうはならないのである。
このあたり、リード楽器でない人にはなかなか理解してもらえない。

7月21日
<質問>
「十分に息を入れろ」といわれます。
楽器を鳴らしてくれともいわれるのですが、具体的にどうすることが十分に息を入れることなのか、よく理解できません。
たとえば、風船を膨らますとき異な時時間で倍の大きさに膨らませる場合は、息を強く吹き入れますが、クラリネット演奏でいわれる、「十分に息を入れる」ことは必ずしも強く吹くことではないと理解しています。
数年前、別の教室で 普通に吹いた曲に、先生は今日は十分息が入っていましたといわれたことがあり、強く吹くことではないと考えました。
楽器をよく鳴らすということと、十分息を入れることは 同意語と考えてよいのでしょうか?
具体的にどうなるとそれは十分に息が入ったことになるのでしょうか?
よろしくご教授ください。お願いします。
<答え>
「息を入れろ」というのは、息が入っていないために問題が生じている場合に言われることです。
よくあるのは、小さい音の時に息が少なくなり、そのために上の歯と下の歯の間隔が狭くなり、リードを噛みすぎて喉を絞められたような苦しい音になることです。
これは強さの問題ではなく、量の問題です。
ピアノの場合は、ゆったりとした息が大量に流れ出ているイメージで演奏すると上手く行きます。
たくさん息を入れることと楽器をよく鳴らすことは同一ではありません。
楽器をよく鳴らすためには、最適の口の形や息の量があります。
曲や場面によって、最適な息の量は異なります。
これ以降の質問についてはレッスンでお答えします。

7月9日
クラリネット中音域B♭は他の指を押さえて初めていい音色、いい音程の音を出すことができます。
G♯、Aも同様です。
G♯、A、B♭は






●F
を元の指に加えて押さえるのが基本です。
B♭は、







が最も太くしっかりとした音が出るので、可能な限りこの指を使います。

5月27日
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」第3楽章のソロはこれまでシングルタンキングで演奏してきたが、今回はダブルにしようと準備してきた。
シングルだとテンポによってはやや遅れてしまうことがあるからだ。
私の持っているバーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏も、シングルで若干遅れている。
タタカタカ タカタカタカ タ。
ところがリハーサルでやってみるとどうも上手くいかない。
試行錯誤の末、結局タタタタタ タカタカタカ タ、つまり前半シングル、後半ダブルにすることにした。
こうするとやりやすい。
前半はシングルできれいに切れ、後半で遅れることもない。

4月14日
<質問>
今回はタンギングについてご質問させていただきたいと思い、メールをしました。
今度演奏する曲で、どうしても舌が回らない曲があって困っています。
指揮者からは、「これを機会にダブルタンギングができるように(!)」というお達しがあり、顔面蒼白です。
(実は、僕はものすごくタンギングが苦手なのです)
現在、トゥク トゥクと発音するように練習してみているのですが、クの時に明瞭な発音にならず、しかもレスポンスが圧倒的に悪い(音の立ち上がり が悪い?)です。
「ダブルタンギングもどき」でも、今の段階ではシングルタンギングの半分くらいの速さです。
(一応、ダブルだけではなく、シングルで速くできるようにも練習はしています)
そこで、何か良いダブルタンギングの練習方法があれば教えていただきたく思います。
お忙しい中とは思いますが、お時間がありましたらぜひよろしくお願いいたします。
<答え>
クをどこで発音するかを意識してみてください。
例えば喉の奥でトコトコと発音するのか、喉の浅いところでトゥクトゥクとするのか、それともさらに浅くトボトボとするのか。
私の場合は、喉の音がするという問題を解決するためになるべく浅い位置でクを発音するように意識しています。
ダブルタンキングは簡単にはできません。
毎日コツコツと積み重ねて何ヶ月、何年もかけてようやく上手く行くようになります。

<質問>
同じパートの人から「音が開いている」と、よく言われます・・・。
先輩は卒業してしまったため、教えてもらう事が出来ません。
なぜ「音が開いて」しまうのでしょうか?
そもそも、「音が開いている」状態(音)とは、どのような状態(音)か分かりません。
ちなみに、その同じパートの人は、自分の音は開いていないと主張しています。
「噛めば直る」と言っていますが・・・本当でしょうか?
<答え>
音が開くというのは上の歯と下の歯による圧力が足りない、もしくはその音に対して口の中が広すぎることが原因です。
つまり、本当に音が開いているのであれば噛めば直るというのはある意味正解です。
ただ、実際に聴いてみないと本当のことは分かりません。
可能ならプロのレッスンを受けてください。

3月5日
<質問>
クラリネットのフラッターについての質問です。
巻き舌での奏法や喉の奥を震わす奏法があると思いますが、いずれも低い音域(開放音やチューニングの音に近い音域)なら何とか出来るのですが、高い音域(上のシやド)になると、全く出来ません。
アンブシュアや舌の位置、息の入れ方など、低音域でフラッターをする場合と違う何かコツみたいなのがあるのでしょうか?
もしよろしければご教示頂ければ幸いです、よろしくお願いします。
<答え>
私は最初から特に苦労なく最高音までフラッターすることができたので上手く説明できるかどうか。
マウスピースを口に入れた状態でフラッターするのは、何もない状態でフラッターするよりも難しいです。
それはマウスピースが邪魔になるため舌の位置をやや奥にしなければならないからです。
高い音域でフラッターする時、舌が口の上側に当たる位置を奥にしたり手前にしたり動かしてみてください。
私はそれ以外の要素に違いを感じないので、そこに上手くいく鍵があるのではないかと思います。

1月22日
<質問>
去年コンクールでエスクラとベークラを持ち替えてたのですが、コンクールが終り2ヵ月間もあればエスクラの噛み過ぎのアンブシャーが治ると思ってのですが、ベークラを吹いている時にエスクラの噛み過ぎの癖がいまだに治らず、本人たいへん悩んでいます。
エスクラをかなり無理をして吹いていたと思います。
エスクラでちょうどいいのかもしれませんが、ベークラでは噛み過ぎで音が薄い・うわずるという症状です。
噛み過ぎが治らずベークラの音が出ないとあまにも落ち込んでいてかわいそうなので、いいアドバイスがあればと思いメールいたしました。
彼女はエスクラはRC、マッピはB44、リードはV12の3半、ベークラはフェスティバル、マッピはB40、リードはV12の3半を使ってます。
どうかよろしくおねがいします。
<答え>
1.上の歯と下の歯の間隔を広く。
2.口の中を広く(IではなくO)。
3.上の歯をつく位置を深く。
4.下の唇をリードにつける位置を深く。
5.腰のない薄いリードを使わない。
以上5点をしばらくの間極度に行い、ウェーという変な音で音程がぶら下がる状態に慣れてください。
しばらくしたら若干戻します。
これでよくなると思います。

エスクラのアンブシュアはしばらくしたら治るものではありません。
B♭クラリネットに持ち替えた瞬間に変わるものです。
そうでなければ持ち替えはできません。
エスクラにはエスクラのアンブシュア、バスクラにはバスクラのアンブシュアがあり、頭の中できちんとしたイメージがあれば瞬間的に切り替えられるはずです。
これらについてはクラリネットQ&Aを参考にしてください。

2010年

12月24日
<ラプソディ・イン・ブルー今回の教訓>
何十万回練習しても、グリッサンドは100%はコントロールできない。
リードの状態、体の状態、精神状態、気温、湿度、ホールの音響など様々な要因が複雑に作用する。
毎回違ったグリッサンドになっても、ある程度幅広くそれを受け入れるべし。

グリッサンドが自分の思い描いた通りにならなくても、それを気にしすぎるな。
その後のソロで十分取りかえせる。
その後のソロを落ち着いて演奏することの方が重要だ。

ある程度練習を積んだら、練習を繰り返すよりもむしろグリッサンドしやすいリードを選ぶことの方が重要だ。
他の曲でいいと判断したリードがグリッサンドしやすいリードではない。
グリッサンドしやすいリードは、普段使っているものよりもやや薄めのリードである。

8月5日
<質問>
中一で吹奏楽を始め、学校の楽器を使っているのですが、最近、クランポンのE11クラリネットを購入しました。
その新しい楽器の接合部が固くて、組み立てが上手くいきません。
コルク部分によくグリースも塗るのですが、キー部分を強く握らなくては組み立てることも抜くことも出来ません。
新しい楽器というものは、はじめのうちはそういうものなのでしょうか。
このままでは、キーが壊れてしまうのではないかと心配です。
<答え>
きつい場合は購入したお店などで削ってもらってください。

7月25日
<質問>
曲の初めに3オクターブ上のファ♯があるのですがいつも一発目でたり出なかったり出ても途中で消えたりー13・7でピッチもとらないといけないので思いっきり吹くと大きすぎるし高くなってしまうので軽く吹きます。
ですが何千回の練習してるのですが定着しません。
 変え指を探していますがなかなか見つかりません!
先生がよく
「クラリネットはもっとバイオリンの音がするように吹いて」
「ここはバイオリンでこするように」
と言われるのでクラシックバージョンなど聴いて
勉強したのですが・・ビブラート掛けたらいいのでしょうか??
バイオリンが聴こえるような音とは深みがある音ですか?やわらかい音ですか?具体的にどういうことなのでしょうか?そのあとはどのように出せばいいのでしょうか?
ぜひよかったらアドバイスください。
<答え>
ファ♯の指は、下記の3つを試してみてください。
 
Es
 
Es
 
●B♭tr
 
バイオリンの音を聴いてイメージすることも大事ですが、それ以前に、柔らかい音、硬い音、芯のある音など吹き分けられるようにしましょう。
上の歯と下の歯の圧力を増し、口の中を狭くすると硬く芯のある音になり、逆に上の歯と下の歯の間隔を広くし、口の中を広くすると柔らかく、広々とした音になります。

6月5日
<質問>
今度行われる定期演奏会でウエストサイドストーリーのシンフォニック ダンスをやるのですが、その中のBbクラリネットのソロでファ#ド#ファ #ファ(実音E H E Es)という動きが出てきます。
ここがどうしても繋がらないのですが、いい運指等があれば教えていた だきたいです。
<答え>
ド♯を、左手人差し指のみで演奏してみてください。
やや低めですが、アメリカでよく使う指です。
ジャズの雰囲気にはよく合います。

4月25日
経験を積み、適度以上の緊張をする本番は少なくなってきた。
本番全体で緊張するのではない。
特定の曲の特定の部分で緊張するのだ。
シェエラザードは何度も本番で演奏し、レコーディングで極めたと思っていたが、それでも毎回長時間練習を積み本番を迎えなければならないやっかいな曲だ。
経験を積み分かった最も重要なことは、興奮しないことである。
興奮はミスにつながる。
興奮しているように見えても、心の底には冷静な部分が必要だ。
これによって大分楽にはなってきた。
第2楽章、ミ♭ーレミファミレミレミファミレ〜。
ここは右手小指が疲れてミスにつながりそうで怖い。
左で取ることも考えたが、ややこしすぎてかえって間違いそうだ。
練習では何度やっても問題ない。
それがリハーサル、ゲネプロ、本番と進むにつれて小指の疲れが気になってくる。
そのことは分かっているから、練習は前もって十分やっておき、数日前からはさらいすぎないように気をつける。
本番当日はできるだけ指を疲労しないよう最小限の練習に留め、ゲネプロでは指の力を抜いて演奏し、可能な限り疲労を避ける。
それでも疲労による不安からは逃れられない。
終楽章のレミファミ♭レド〜も同様だが、こちらは指揮者や周りにテンポを合わせたり、意識をどの音に持って行くかという問題もあり、さらに難易度が高い。

1月29日
<質問>
使用楽器:クランポン R13(B♭) RC(A)
タンポには、皮制と紙制のものがありますが、これにはどんな違いがあるでしょうか。
また、この二種類のタンポを楽器につけるのと、どちらか一方に統一するのとでは、どちらが良いでしょうか。
<答え>
現在クランポンはスキンタンポからゴアテックスタンポへの移行を進めています。
ゴアテックスタンポは安定していて破れにくく、水に強いという利点がありますが、鳴りがやや重くなります。
サトテクノミュージックでは鳴りを重視し、輸入した楽器のタンポを全てスキンタンポに交換しています。
現在私はクランポンで購入したトスカ・グリーンラインを使用しています。
この楽器にはゴアテックスタンポが使用されていますが、鳴りは非常にいいのでスキンタンポに交換する必要性は感じていません。
また、この楽器には上管にコルクタンポが多数採用されています。
コルクタンポは鳴りがとてもいいのですが、音色の柔らかさは若干劣ります。
ですので部分的に使うというのが正解だと思います。
スキンタンポにするのか、ゴアテックスタンポにするのかは好みの問題で、また機種によっても違います。
R13で軽い鳴りを求めるのならスキンタンポがいいでしょうが、トスカ・グリーンラインであればゴアテックスタンポで問題ありません。

1月25日
<質問>
High B♭すぐ下のGから高い音をタンギングする時なのですが、同じ音を2音以上連 続してタンギングすると2音目から立ち上がり時に、下からしゃくり上げるような「キュイン」という音が聞 こえる時があります。
何が原因なのか分からず悩んでいます。上記より下の音は、そのような音がすること はないんです・・・。
考えられる原因がありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
<答え>
高い音は低い音よりも口の中は狭く、上の歯と下の歯の間隔は狭くなっていなければなりません。
例として、実際には違いますが、低音域=O、中音域=U、高音域=Iという口の形になります。
同じ口で低い音から高い音に移ると、高い音の音程は下がります。
音域に対して音の出始めに口が広く、その後狭くなるためにそのような現象が起こると考えられます。
タンキングの時口が広くならないようにすれば解決するはずです。

2009年

10月25日
<質問>
いつも先生に歌がないと言われます。
歌はどうやって表現すればいいのですが?
音量変化をしたりおなかを使えばいいのでしょうか?
<答え>
どの曲をどう歌うかということに関しては実際にレッスンしないとどうにもなりませんので、技術的なことを書きます。
歌うというのはフレースを作るということです。
フレースは音量の変化と音色の変化によって作ります。
音量の変化については説明の必要はないでしょう。
音色の変化は、上の歯と下の歯による圧力のかけ具合で作ることができます。
圧力をかければ芯のある音になり、圧力を弱めれば柔らかい音色になります。
その曲やそのフレースに相応しい圧力をかけることが重要です。

<質問>
楽器歴は中1から10年ののち、ブランク8年、再開して3年になります。
再開してからレッスンに通っています。
ヤマハのカスタムにB40でずっとやっていましたが、去年セルマーレシタルを購入し、マウスピースはM30にしました。
数ヶ月間あうリードがまったくなくて、細いおとしか出ません。
時々B40にもどしてみたりするのですが、くるしくて1曲もたない感じです。
豊かな太いあたたかな音にあこがれてレシタルを買った(選定していただきました)のに、おとはやせっぽちだし、手は痛い(重量がある)し、こまりました。
普通の(素人の)女性にはヘビーな選択なのでしょうか?
<答え>
遠くでどう聴こえるかということについてあまり分かっていないと思われます。
B40は確かに太い音が出ますが、選定するのが非常に難しいマウスピースでもあります。
20本吹いて1本も気に入らないということがよくあります。
このマウスピースは、詰まる、つまり息が素直に入らないものがほとんどで、そういうマウスピースで吹いても苦しいだけで、お客さんには小さい苦しそうな音にしか聴こえません。
いいマウスピースを選んでも体力的にきついことに変わりはありません。
あまり一般の方にはお勧めできません。
レシタルも確かに太い音が出ますが、それは自分の近くの話であって、遠くまできちんと響かせようとすればよほどの体力的余裕が必要です。
そうでなければ響きを殺すというマイナス要因しかありません。
普通の楽器を使用されることをお勧めします。
ちなみにレシタルを演奏する場合はストラップが必要です。
私はトスカ・グリーンラインを吹いていますが、立って演奏する場合はストラップをしています。
私のHPトップページから「私のお勧め」でストラップを紹介していますのでよろしければご参考になさってください。
M30はリードを合わせれば効率的で楽に遠くに響く太い音が出るはずです。
音が細いのであればリードを厚くしてください。
それでも上手く行かない場合は、よろしければ私がマウスピースを選定しますのでご依頼ください。

10月2日
<質問>
使用している楽器のことなんですが、現在使用しているのは約22年前の中学卒業時に買ってもらったクランポンのC−13です。
演奏に支障が出てきたので、今年の春に信頼のおけるリペアマンに丁寧にオーバーホールしていただきました。
とてもバランスが良くなり、音抜けの悪かったところも改善されて良くなったんですが、以前のリードが全く合わなくなってしまったんです。
十分な時間がなかなかとれず、リード合わせに苦労しました。
しかしリードを合わせてからもなぜかしっくりとこなくて...。
音色が以前にくらべて硬くなったような気がするし、高音域が、オーバーホール前よりは良くなったんですが、D♭とFが特に裏返ってしまいます。
私の技量不足もあるのでしょうが、楽器自体も寿命なのでしょうか?!
<答え>
楽器は吹きこむと徐々に抵抗がなくなっていきます。
ただ、アマチュアの方は毎日何時間も吹くわけではないので、プロほど消耗しないと思います。
また、どれぐらい抵抗がなくなれば駄目かというのは好みの問題で、プロでも20年吹いているという人もいれば、10年が限界という人もいます。
抵抗がなくなることにより詰まるような感じになり高音域が出にくくなる可能性はありますが、これは実際に吹いてみないと何とも言えません。
今まで悪い状態に慣れていて、それが改善されたために違和感があるのか、それとも修理に問題があるのかという点についても、残念ながら吹いてみないと分かりません。

9月7日
チャイコフスキー くるみ割り人形
花のワルツのソロ、ドレミファ ファ♯ラファ♯ラソ
最初のファ♯を普通の指にするか、横で取るか。
このソロでは長い間苦労している。
ここ10年ほどは横で取っているのだが、今日ひょっとして普通の指の方がいいのではないかと気がついた。
指の疲労がミスにつながる。
普通の指に比べて横で取った方が疲労が少ないというメリットがある。
ただ、若干ややこしくなる。
そのために緊張しているのではないかと気がついたのだ。
金平糖の踊り、ソファミ♭レ ドー〜
このミ♭を右で取るか、左で取るか。
右で取った方が疲労が少ないのだが、左で取るのに比べて若干ややこしくなる。
右手と左手を同時に動かすよりも、片方の手だけを動かす方が簡単だ。

9月1日
<質問>
今、レッスン受けていて、ローズの32のエチュードを始めたところですが、1番最初の曲に「decomposez」という指示がでてきました。
この意味を本やインターネットなどでいろいろ調べているのですが、なかなか探せません。
これはどういうことを意味しているのでしょうか。
教えてください。よろしくお願いします。
<答え>
ローズの32のエチュードには時々フランス語が出てきますので、フランス語の辞書で調べてください。
composerは組み立てるとか作曲するという意味です。
deをつけると逆の意味になります。
decomposerは分解するとか、分析するという意味です。
decomposezはその二人称複数で、訳すと「分析してください。」となります。
アナリーズと同じ意味です。

8月31日
<質問>
先日先生に見ていただいたところ「発音がうまく出来てない」と言われました。
口の中の形やアンブシュアには十分気をつかっているつもりなのですが、なかなかうまく行かず、音に芯がない気がします。
どのような練習をすれば上手な発音ができ、芯が生まれるのでしょうか?
<答え>
実際に見てみないと何とも言えませんが、発音がうまく出来ていないというのはタンキングが上手く出来ていないということではないでしょうか。
タンキングはリードの先端近くに舌の先端が触れるのが理想です。
人によって口の形や舌の長さには違いがありますが、理想図を描きながら練習してみてください。
この際アンブシュアが動かないように意識しましょう。
伸ばしている時はいい音なのにタンキングをすると汚くなるという場合は、タンキングの際にアンブシュアが動いています。
音の芯というのは別の問題です。
音の芯は噛めばできます。
ただ、そのためにはある程度以上に深いアンブシュアと腰に厚みのあるリードが必要です。
恐らく今の状態でただ噛んでも音が潰れるだけでしょう。
噛むというのは、上の歯と下の歯の圧力を増すということですが、それに対応できるアンブシュアとリードが必要です。

8月3日
<質問>
私の楽器は、レジスターキーにタンポが使われているのですが現在はコルクが主流ということで、コルクに変えようか迷っています。
それぞれのメリット、デメリットを教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
<答え>
レジスターキーに関してはコルクが主流です。
コルクは破れることがなく、形も変化しにくく安定していて、抜けもいいです。
それに対してタンポは柔らかみがあり、フレーズに柔軟性が生まれます。
上管を全てコルクにすると抜けがとてもよくなりますが、その代り柔らかみやフレーズの柔軟性はやや損なわれます。
ただこれは個人差があり、そう感じる人もいれば感じない人もいて好みの問題です。

7月25日
<質問>
使用楽器 トスカGL マウスピース B40 リガチュア石森シルバー リード バンドレン青箱3半を削ったもの
 音の立ち上がりが一瞬上ずってしまうのがどうしても直せません。
音が動き出したり、長い音符で伸ばしている間には音程はチューナーに合うのですが、音の立ち上がりだけはどうやっても上ずってしまいます。無理に下げようとすると音色がおかしくなってしまう感じがします。
吹き始めに息の圧力がかかったことによって口を無意識に締めてしまっているのでしょうか??
音の立ち上がりが上ずらないテクニックをぜひともご教授いただけたらとメールさせていただきました。よろしくお願いいたします。
<答え>
やはり噛みすぎですね。
最初に噛んで、その後緩むということだと思います。
最初から最後まで同じ圧力になるようにしましょう。
開きの大きいB40のようなマウスピースに薄めのリードをつけると、そういった現象が起こりやすくなります。
例えばM30やB40ライヤーに今よりも厚めのリードをつければ改善すると思います。

6月23日
<質問>
20年前に買ったクランポンのC13(たぶんそうだったはず。。。)なのですが、あまり先生の指導の行き届かない中学校だったので、買いたてのときに楽器を慣らすしていくというのも知らずに吹いていました。
 中学で2年弱吹いて、その後高校ではコントラバス&バスクラを吹いていたので、その楽器自体はあまり吹いていない状態でした。
 そして、15年ぐらい吹かずにいて、最近また少しずつ吹き始めたのですが、楽器自体が響きにくい感じがします。
他の人の楽器を吹かせてもらうとすごく息が通りやすいのに、自分の楽器は吹きにくい感じがしてなりません。
 最近聞くと買ってすぐはチューナーを見ながらロングトーンをして、楽器を自分で調整していったという人もいました。
私は全くそんなことせず、楽器自体も吹き比べての選定などせず買ってしまったので・・・
 今更買い直すこともむりなので、今の楽器をできるだけ鳴らすようにしたいのですが、ロングトーンをしたりすることで鳴る楽器になってくるものでしょうか?
<答え>
実際に吹いてみないと何とも言えませんが、文章を読む限りでは元々鳴らない楽器を購入した可能性が高いと思います。
鳴らない楽器はいくら吹いても鳴りませんので、新しい楽器を購入されることをお勧めします。
楽器はよく分かる人、できればプロに選定してもらって購入した方がよいです。
私もやっていますが、選定料は楽器店が選定者に支払うので購入者の負担はありません。
調整すれば鳴りがよくなるということも考えられますが、恐らくオーバーホールで数万円程度はかかると思います。

6月20日
<質問>
クラリネットを吹いていると右手の親指が痛くなるのですが、どうしたらいいでしょうか?
<答え>
元々クラリネットは親指1本で吹くには重すぎ、痛くなるのは当然と言えます。
特に小中学生は体が小さく、大人よりもさらに負担が大きいです。
私も中学1年から吹奏学部に入ってクラリネットを吹き始めたのですが、一般に吹奏学部ではこの親指の問題に関してほとんど顧みられていないというのが現状です。
練習時間の全てを楽器を親指1本で支えて演奏するということは親指を痛める原因になりますし、ひどくなると腱鞘炎でしばらく楽器が吹けなくなります。
座って吹く場合は、足に挟むという方法がいいと思います。
実際に私は足で挟んで演奏しています。
問題は最低音のミ(実音D)とそこからレジスターキーを押したシ(実音A)が低くなることと、音量が若干小さくなることです。
ズボンなら息が抜けるのですが、スカートですとベルを塞いでしまうため問題が大きくなる可能性が考えられます。
これらの問題が起こる場合には足から上げて演奏してください。
もう一つ、ストラップをするという方法があります。
ストラップは楽器店で売っています。
首からかけるものが一般的で、紐とゴムの2種類があります。
個人的には紐がいいと思いますが、紐は完全に拘束されるためそれが嫌という方にはゴムをお勧めします。
「私のお勧め」にベルトに固定して背中を通るタイプを紹介しています。
これは首の負担がなくとても楽ですが、大がかりになるということと、スカートの場合固定しにくいことが考えられます。
親指のところの金具に問題がある場合もあります。
ヤマハ製のゴムをつけると改善しますが、響きが若干失われ、そのために演奏が体力的にきつくなります。
修理の方に頼んでやや厚めのコルクを柔らかい曲線でつけてもらうのがベストです。

<質問>
知人に雑音がなくてとてもきれいな安定したピアニッシモだけど、普通に吹いているときに比べピッチが高いねと指摘されました。チューナーでチェックしてみると、確かにmfよりもppで吹くとかなりピッチがうわずっていました。
 Q&Aを参考にppのときにマウスピースを深くくわえたり、上の歯と下の歯のスペースを広げたり、口の中を広げたり、楽器の角度を変えたりと工夫してみましたが、ピッチを下げると、リードに程よく圧力をかけられないため、だらしない響きのような、しまりのない響きになってしまいます。リードを振動させきれない息が楽器を通り抜けているようにも感じます。リードを厚くしたり薄くしたりもしていますが、どうもうまくいきません。
慣れのせいもあるのかと1週間くらいチューナーを見ながらppでエチュードをさらっていますが、今のところほとんど改善が見られません。
 マウスピースだけでオクターブが出来たとの日記を見て私もやってみたところ何とかオクターブできましたので、それほどアンブシュアがカチカチに固まっているとは思えません。
なにか、ppで適度に圧力をかけてピッチをさげるコツがほかにあるのでしょうか。
 楽器はヤマハ イデアル、マウスピースはアレキサンダーヴィルシャー40B、リードはバンドレン青箱3半を若干手直ししたもの、リガチュアはボナードです。
<答え>
かなり難しい質問で、実際に見てみないと何とも言えない面があります。
できればプロ、中でも常に音程を矯正する必要に迫られているオーケストラ奏者に習ってみることをお勧めします。
アレキサンダーヴィルシャー40Bは私は吹いたことがありませんが、ヴァンドレンのB40に近いマウスピースだという話を聞いています。
つまり開きは広いはずで、それにヴァンドレンの青箱3半ということはリードが薄すぎるということも考えにくいです。
ということは、文章を読む限り、技術的な問題としか考えられません。
フォルテに対してピアノでは実際には息の量は減りますが、イメージとして、息のスピードが遅くなるだけで大量の息が幅広く出ているという感覚で吹いてみてください。
息の支えがあればもう少し上手く行くのではないかと思います。

5月20日
<質問>
クラリネットのグリッサンドってどうやってやるんですか?
<答え>
グリッサンドは、
1.指を滑らす。
2.口を広くして音程を低くする。
この2つを組み合わせて行います。
指を滑らして徐々に穴から外し、それと同時に口を広くして音程を下げ、さらに指
を外して音程を上げつつ、ほどよいところで口を元の状態に戻します。
ラプソディー・イン・ブルー冒頭のグリッサンドはかなり難しく、慣れるまでには何度も練習を繰り返す必要があります。

4月12日
Q.クラリネットのリードはたくさん使うって本当ですか?
A.リードは消耗品です。
1週間ほど育て、それからリハーサルでテストし、本番で使用します。
その後1日乾燥させてから冷凍保存し、次の演奏会のリハーサルで再度テストし、再び本番で使用します。
大体本番2回で本番用としては使えなくなります。
本番用として使えなくなったリードは、リハーサル用として使います。
2,3度使うとリハーサルでは使えなくなりますので、そうしたリードは練習用として使用し、最後は捨てます。
数十年前は10枚中7,8枚使えた時期もあったようですが、最近は大量生産大量消費により質が低下し、10枚中2,3枚使えればいい方です。
人によって違いますが、私は1枚のリードを30分以上吹かないようにしていますので、本番の日はゲネプロ用を予備を含めて5枚、本番用を5枚、練習用を3,4枚、合計13〜14枚程度用意します。
これだけのリードを用意するためには、最低5箱50枚のリードと10日以上の期間が必要です。
実際には演奏会は連続していますから、育てる→本番用→リハーサル用→練習用というサイクルを続けています。

3月16日
<アリニョン先生の講習会を聴いた感想>

トスカGLを持っている生徒が非常に多い。
全体の半数ぐらいで、しかもAB♭セットである。
ただ、少ない息で、薄いリードを潰して吹くと、トスカGLは普通の楽器よりも硬くてひどい音になる。
そうなってしまってはトスカGLを吹く意味はないし、楽器がもったいない。
クラリネットを演奏するというのはスポーツ的側面が大きい。
このことに対する理解が足りない。
まずはしっかりと大量の息を楽器に入れること、そしてそれを支えるだけの腰のあるリードで演奏すること。
それができないのであれば、特に高い楽器を買う必要はない。

国立音楽大学の2人のM君は体格も立派で太い音を出す。
ただ、音に芯がない。
これが惜しい。
実は私も大学時代そうだった。
大学4年の時にアリニョン先生が芸大に来て公開レッスンを行った。
私はニールセンの協奏曲を演奏した。
その時、「この曲は1ヶ月前に演奏したので大体吹ける。」といって演奏してくださったのに衝撃を受け、受講後「来年留学したい。」と話をした。
その時に先生がフランス語の堪能な大分上の先輩Iさんと話していたのが、「彼は音に芯がない。」ということだった。
留学後、私がこれを実践できるようになるまで数ヶ月間かかった。
これを短い講習会で実現するのは残念ながら無理だ。
ぜひ今回間近で聴いたアリニョン先生の音をCDなどで時折思い出しながら、実践できるようにして欲しい。
2人にはその可能性がある。

音の中央には、感動の核となる音の芯がある。
その周りに豊かな肉がつく。
それがいい音である。
圧倒的に豊かな息を入れながら、アリニョン先生は同時に芯のある、そして繊細な音を出す。
これを理解するためには、finというフランス語を理解する必要がある。
finには、細い、繊細な、上質なといういくつかの意味があるが、それらが同時に存在する、それが理想の音だ。
今回の受講生は、ほとんど全員アンブシュアが理想のポイントよりもやや広いところにあり、そこからほとんど変化せず、そのために音に芯がなく、雑音が多い。
アンブシュアは、理想の音を目指して常に微妙に変化しなければならない。
豊かな息を入れ、しっかりとした腰のあるリードにやや強めの圧力を加えると、音に芯ができる。
まずはそれを実現できるよう努力して欲しい。

3月2日
ベートーヴェンの交響曲第5番第3楽章後半、例の「ララララ」、この最初の音が出にくい。
この問題をどうやって解決するか色々と考えていたが、今日の練習中一つ思いついた。
指揮者のアウフタクトに合わせて1小節のブレスを取る。
1小節は3拍、このうち2拍で息を吸い、1拍で息を出す。
次の小節でタンキングし音を出す。
練習ではこの方法の方が確実にしっかりとした音を出すことができた。
今度のリハーサルと本番で試してみよう。

2月21日
<2月17日に選定したM30トラディショナル>
2.楽で豊か
4.非常に楽
6.太く豊か
上記の3本のマウスピースはそれぞれ合うリードが異なります。
例えば、4番を厚いリード用にし、6番を薄いリード用にするといった使い方もできます。
実際に現在私は2本のマウスピースを使っています。
リードは徐々に薄くなるので、しばらく4番のマウスピースに合っていたものが途中で6番用になるということもあります。
曲によって求められるリードの厚さは異なります。
B♭管にはやや厚め、A管にはやや薄めのリードが合います。
気圧が低くなるとリードが厚く感じるようになります。
その場合は6番用のリードを4番のマウスピースで吹くと丁度いいでしょう。

2月10日
最近音楽鑑賞教室や文化庁公演の楽器紹介ではラプソディ・イン・ブルーの冒頭を吹いている。
難しい曲だが、さすがに数十回もやっていると慣れてきた。
難しいのはもちろん最初のグリッサンド。
これはもう何度もやって慣れるしかない。
以前本番の2週間前から、毎日1時間このグリッサンドだけを練習したことがある。
指をどうするとか、口をどうするというのは人それぞれの方法を見つけるしかないだろうが、そうではないポイントがある。
マウスピースやリードが自分の体力に対してきついと上手くいかない。
成功させるためには、楽なマウスピースにやや楽なリードをつけ、仕掛けに対して体力に余裕があるということが重要である。

2月7日
<運命第3楽章の吹き方>
ベートーヴェン作曲交響曲第5番「運命」第3楽章のララララを苦手とするクラリネット奏者は多い。
コツはいくつかある。
1.何度も経験して慣れる。
2.小さく吹こうと思いすぎない。
3.腹筋を全体的に力強く使い、それによって大量の息を、しかしゆっくりとしたスピードで吐く。
小さい音だから少ない息でと思うとまず失敗する。
4.最後の音に向かってクレッシェンドする。
5.難しいと思わない。
慣れれば大したことはない。

1月25日
100m走で驚異的な身体能力を持つパウエル選手だが、大事な大会では勝てない。
それは勝とうと強く思いすぎるためだ。
勝つためには、ただ走る。
それが重要だ。
つまり、この角度で着地し、こうやって地面を蹴り、ということだけに集中するということである。
集中しようと思った時には集中していない。
間違えてはいけないと思うと間違える。
本当にいい演奏をしようと思ったら、ただ演奏することだ。
ここはどうしても間違えられないという強いプレッシャーの中で、それでも「ただ演奏する」、それができるかどうかが大きな分かれ目になる。

1月19日
<質問>
高尾さんが、ロングトーンで一番重視していることは何ですか!?
もしよければ、だいたいのロングトーンメニューを教えていただけませんか!?
<答え>
私はロングトーンはしません。
ロングトーンに使う時間や筋力があれば、曲を練習し、その中で基礎的な練習をします。
もし練習するのであれば人と一緒に合奏でやらないことです。
これは時間と体力の浪費であり、ほとんど意味はありません。
ppp<fff>ppp
それぞれの音をこのようにロングトーンし、音程やアンブシュアが変わらないように気をつけてみてください。
そうすればロングトーンにもやる価値が出てきます。

11月5日
「展覧会の絵」の最後から2曲目、「バーバ・ヤガーの小屋」。
この曲の中間部1番クラリネットのファ♯レ♯〜というフレーズが嫌なのだが、なぜ嫌なのか理由がいまいち分からず、ずっと考えていた。
どういう現象が起こるかというと、2拍目最後のド♯がドナチュラルになってしまうのである。
原因はいくつか考えられる。
1.ミ♯ド♯ミ♯ド♯ミ♯ド♯で左手小指が疲れる。
2.ミ♯ド♯〜を吹いている最中に次のミド〜のことを考えるために、次の音を吹いてしまう。
今日は2拍目と3拍目を区切って吹いてみるとなかなか上手く行く。
聴いている人に分からないように演奏しながら、意識の中だけで区別してもいい。
要するに2拍目と3拍目が頭の中できちんと分離できればよいのだ。

5月20日
<質問>
最近、クラを買いました。
ですが、説明書などを見てみると、買って2週間は、練習は30分以内と書いてあります。
でも、部活があるので、30分以内というのは少しきついです。
いちいち自分のを使い、30分経ったら学校のクラを使っています。
すごく大変で困っています。
必ず、2週間は、30分以内ではないとダメなのでしょうか??
何か方法はないのでしょうか??
<答え>
そこまで気にしなくて大丈夫ですよ。
2時間ぐらいは吹いてもいいでしょう。
ただし、温度や湿度には気をつけて、スワブはこまめに通してください。
学校はあまり条件はよくないですね。
特に冬は割れる恐れがあります。
今の季節、割れることはそんなにないでしょうが、できればエアコンの
ある部屋で温度湿度をほどよくして演奏するのが理想です。

3月19日
クランポンで修理。
Tさんにいろいろと話を伺う。
水が出るということについて、木とグリーンラインで相談件数は同じぐらいだそうだ。
水の通り道ができてしまっているところを磨いて道を消し、穴の周辺を防水する。
その時、防水の範囲が広いと逆に水がたくさん出てしまうことがある。
演奏する際、楽器は手前以外には決して傾けないこと。
一度通り道が出来てしまうと、次々とそこから水が出てくる。

<質問>
1.喉音がひっくり返る(他の音と同じように豊かな音を出したい)。
2.息の柱,息の角度,息の集中。
3.喉音からクラリオン領域に音がまたがるとき,管の長さが長くなる関係上,息が詰まったような感じになり音が出ないことがある。
マウスピースはヴァンドレンのB40ライヤーを使用。
<答え>
質問の件ですが、一つの答えになると思います。
問題は恐らく口の中の広さだと思われます。
口の中の広さは、
1.音域
2.音量
3.音色
この3つの要因で変化します。
低音域ではO、中音域ではU、高音域ではI(これはイメージで、実際には違う形ですが)という風に、音域が高くなれば口の中は狭くなります。
弱い音では口の中は広く、強い音では狭くしないと、音色や音程が保てません。
エスプレッシーヴォの時は口の中をやや狭くし、音に芯を作ります。
逆に広々とした表現をしたい場合は口の中をやや広くします。
リードミスの原因は、その音に対して口の中が狭いことです。
口の中が狭いため上の倍音が出る、それがリードミスです。
質問の文章を読む限りでは、恐らく口の中が狭いことが多いと思われます。
上手く行かない時は口の中を広くしてみてください。
噛みすぎということも考えられます。
上の歯と下の歯の間隔を広げてみてください。
具体的には下の顎を下に下げます。
音色や音程が完全に壊れてしまうところまで下ろし、そこから徐々に戻してみてください。
これまでのアンブシュアとの間に丁度いいポイントがあると思います。
開きの大きいマウスピースに薄いリードをつけると、リードに腰がないために噛むアンブシュアになりやすいですので、どうしても上手く行かない場合はマウスピースの開きをやや狭くし、その分リードを厚くするといいかも知れません。
M30トラディショナルなどは、そう遜色ない音の太さがありながら楽に演奏できるためお勧めです。

11月1日
<質問>
ブラームスの交響曲第3番第1楽章のA管に持ち替えるところですが、今はたるごとはずして持ち変えていますが、高尾先生はどうされてますか?
B管用に移調するのは邪道でしょうか?
<答え>
B♭管で読み替えると難しくなるので迷うところですが、どうしても持ち替えに不安があるためこれまで何度か演奏したが、全てB♭管で読み替えました。
ちなみにウィーン・フィルでも読み替えが慣例となっています。

8月12日
最近ひょっとして息が短くなった?
やばい!
こういう時は、例の曲で確認。
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「中国の踊り」
四分音符=120で、ドミソドミドソミ〜13小節半を一息で演奏する。
リードは厚すぎず効率のいいのもをつける。
3小節前1小節かけてたっぷりと息を吐き、その後2小節かけてたっぷりと息を吸う。
mfだが、息を入れすぎず、効率的な演奏を心がける。
よし!できた!
これさえできれば息の長さに問題はない。
テンポによっては本番でも一息で演奏するが、120より遅くなると無理だ。
他には、モーツァルトのクラリネット協奏曲第3楽章後半。
ドドーシ♭ ラ♭シ♭ドシ♭ラ♭ソファソラ♭ソファミ〜から、普通ブレスする、ミーミを越えて最後まで。
それと、ドビュッシー作曲、第1ラプソディー
ド♯とレ♯のトリルから、普通ブレスするド♯ラ♯ド♯ーを越えて、ラ♯ーまで。
これはアリニョン流。
以前コンクールでこうやって演奏したら、会場が「うぉー!」と驚きの声で満ちたことがある。

5月19日
<自己評価練習法>
用意するもの
紙、鉛筆、メトロノーム、CD(できれば2種類以上)
特に難しく、目立つ箇所を取り出して練習する。
まず、リズム変形やメトロノームであり得ないほど遅いテンポからあり得ないほど速いテンポまでの練習をして十分準備する。
それから、CDをかけ、それに合わせて10回以上、納得できるところまで演奏する。
(メトロノームでもいいが、CDの方がより実践的である。)
毎回その演奏に対する評価と、その時に感じたことをメモし、最後に総括する。
評価は、○△×、ABCなど。
これを毎日やれば、大体自分の実力が分かる。
それに納得できない場合はさらに練習を積む。
本番でも、同じテンポであれば練習の平均と同じぐらいの演奏になる。
(注意:プロでも時折起こる現象だが、アマチュアでは特に本番のテンポが速くなりやすい。
ここは速くなりすぎないようにして欲しいという要望を、指揮者や周りの人に伝えておく、それ以前にテンポが上がり過ぎないように周りより微妙に遅く演奏してテンポを制御するなどする必要がある。
普段より速いと、慌ててしまって本来の演奏ができなくなってしまう。)
緊張というのは自分の実力以上を出そうとする時に起こる現象である。
自分の実力ぐらいの演奏をしようと思えば、過度に緊張することはない。

5月11日
どんなテンポにも対応できるようにするのは大事なことだ。
指揮者はどんなテンポで来るか分からない。
それに本番は速くなることが多い。
自分自身も緊張すれば速くなりやすい。
余裕があれば、かえってテンポの中でゆっくり吹くことができる。
ただ、速いテンポでの練習をしすぎると、遅いテンポに対応できなくなることがある。
これがやっかいだ。
シェエラザード終楽章がそうだった。
どのテンポでどれぐらい練習するかというのは難しい問題だ。

4月28日
<質問>
1.高尾さんはメーニッヒというバレルを使用されていたということを読ませていただいた記憶があるのですが、ビュッフェのS、メーニッヒ、チャダッシュというバレルの特徴をお教え下さい。
2.トスカGLのバレルが良いということですが、(比較は難しいのかもしれませんが)メーニッヒその他のバレルと比べて、そのちがいが明らかわかるほどのものでしょうか。
3.A管の標準は65mmで、B管の標準は66mmということを聞いたことがあるのですが、標準的なものを購入するとすればこれに従うというのが良いでしょうか。
<答え>
1.ビュッフェのSというのは、サトテクノのSでしょうか?
サトテクノのSバレルは、メーニッヒを若干削ったもので、フェスティバルに付属しています。
タイプがいくつかあるようです。
元のものよりももっと深く、遠くで鳴る感じがし、フェスティバルの時にずっと使用していました。
メーニッヒもなかなかいいバレルだと思います。
チャルダッシュについては分かりません。
2.トスカGLのバレルは他のバレルと比べて驚くほどの違いがあります。
3.その通りです。

3月8日
<質問>
以前お送りいただいたモーツァルトの五重奏曲のCDで、一楽章88小節目のスロート音域ソ♯〜シ♭のトリルがとても綺麗なのですが、どのような指使いをなさっているのでしょうか?
私のRCでは右手人差し指のトリルキー一番上では高すぎ、二番目では低すぎで困っています。
<答え>
私は上から2番目のキーを使用しています。
ピッチは低いです。
正規の指で演奏する人もいますが、動きは鈍くなります。
あまりピッチが目立たないように工夫して演奏しましょう。

3月7日
<質問>
冬場の練習で、トーンホールからよく水滴がでます。
タンポにクリーニングペーパーで吸っても、一度溜まると練習に困るくらいにでてきます。
いつも練習する部屋に暖房器具はなく、部屋の温度は10度くらいです。
高校生の時使っていた楽器が冬場にヒビが入り、楽器店で埋めてもらった事があります。
また高校生の時、暖かくなってきたころ、オーボエの楽器ケースをあけたら楽器が割れていたと聞いたことがあります。
それ以来、冬場は気になります。
楽器の冬場の扱い方や保管のしかたについて気をつけるべき点を教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
<答え>
1.なるべく暖かい部屋で吹きましょう。
寒い場所では水が出やすくなるだけでなく、指が動かず、無理に動かせば腱鞘炎の原因になります。
また、ピッチが低く他の楽器と合わなくなります。
2.暖房が効きすぎている部屋や寒すぎる場所での保管は避けましょう。
3.こまめにスワブを通しましょう。
4.水の通り道は常に楽器の裏側にしましょう。
楽器を前に傾けると、より水が出やすくなります。
また、吹かない時はなるべく楽器スタンドに立てておきましょう。
5.どうしても寒いところでしか練習できない場合は、グリーンラインの楽器にするという方法もあります。

2月27日
<質問>
最近、どうも噛みすぎるくせがあるようなんです。
どうすれば直るのでしょうか?
<答え>
1.アンブシュアを深くしてみましょう。
アンブシュアが浅いことが噛み過ぎの原因かも知れません。
まず上の歯をつく位置を、音が壊れるまで深くし、音色が保てるよう少し戻します。
次に下唇をつく位置を、同様に音が壊れるまで深くし、少し戻します。
可能な限り深いアンブシュアを保ってください。
2.上の歯と舌の歯の間隔を広くします。
これも音が壊れるまで広げ、少し戻します。
3.口の中を広くします。
今Iを発音する時のような口になっていませんか?
これを、Oにしてみましょう。
音がボサボサになると思いますが、しばらくはその状態で吹いてみてください。
ある状態が問題な場合、しばらく逆の状態を保つと丁度よくなります。

2月5日
<質問>
リガチャーの保管方法についてお伺いしたいのですが、弾力性を長く維持するには、マウスピースからはずして単独で保管したほうが良いでしょうか?
<答え>
リガチャーの保管方法ですが、とにかく弾力を使った状態でなければよいです。
マウスピースにリードをつけ、そこに演奏時と同じ位置まで下げてしまうと弾力が失われ、寿命が短くなります。
同じようにしても、そっと上に乗せて高い位置でしまえば問題ありません。
もちろん別にしまってもよいです。
新しいマウスピースと一緒にしまうと変色してしまうことがありますのでご注意ください。
また、湿度が高いことも変色の原因となります。
新しいリガチャーを密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れて冷暗所にしまうと、少なくとも数ヶ月は全く変化なく同じ状態を保つことができます。

1月25日
<質問>
「マウスピースをくわえるのが浅いなあ。」と言われたのですが、どのくらいくわえるものなのですか?
<答え>
アンブシュアですが、まず限界まで深くくわえてみてください。
音が壊れたら、その一歩手前ぐらいにしておきましょう。
音がコントロールできる範囲で、なるべくたくさんリードが振動した方がいいです。
そのためには、なるべく深くくわえることが重要です。
ただ、女子中高生などに多いですが、体力的な理由でアンブシュアが浅くなっている場合があります。
この場合は、まず基礎体力作り、つまり腹筋などの筋トレやランニングから始める必要があります。

1月23日
昨日の日記を読み返して思った。
ライスターは糸でリードを固定している。
糸は金属に比べると響きを吸収する。
それではなぜライスターの音は効率がいいのか?
糸にもいろんな種類があり、糸巻きで演奏する人は糸に対するこだわりがかなりある。
やや硬めで、響きを吸収しすぎないことがポイントだ。
また、糸を巻く圧力も重要だ。
慣れていないと圧力が弱くなり響きを吸収してしまうが、普段から糸巻きで演奏している人は適度な圧力をかけ、それによって響きを保っている。
糸で巻くことを前提にしてリードを選んでいるという面もある。
やや薄め、うるさめのリードを糸でほどよくしているのである。
そこに金属のリードをつけると、鳴りすぎてうるさくなる。
これは、響きを吸収するリガチャーを使用していた人が私のリガチャーに替えた時にも起こる現象である。
リードをややしっかりしたものにする必要がある。
実はライスター氏は私のリガチャーを気に入り、その演奏会は私のリガチャーで演奏した。
当時は広響に入団して間もない頃で、まだ重いタイプの金メッキを使用していた。
ライスター氏の音は、私のリガチャーでもうるさくなることはなく、そこに響きと輝きが加わった印象を受けた。
ドイツのクラリネット奏者が糸巻きにこだわる気持ちは分かる。
金属のリガチャーは音が硬いのだ。
しかし、それでも糸巻きはあまりにも面倒すぎる。
そのため、ドイツでも金属のリガチャーを使用する人がいる。
金属でも、銅は柔らかい響きがする。
中でも特に銅線は柔軟で柔らかくいい音がする。
金属の特徴である響きの効率のよさと、音の柔らかさが共存している。
金属の硬い音は嫌だが、かといって糸巻きは面倒すぎる。
そう思っている人に、私のリガチャーは最適だと思う。
金属は音がうるさくなる。
それで、そうならないためにどうするかというと、金属を分厚くするのだ。
しかし分厚くすれば響きは落ちる。
そうではなく、素材を替えればいいのだ。
響きにあまり関係がないと思われているネジ1本でも、実際にはかなり響きに影響している。
なぜ皮なのか?
なぜあんな大きなネジをつけるのか?
なぜわざわざ分厚い金属にするのか?
どうも世の中の人はリガチャーについて分かっていないとしか思えない。
素材は銅線しかない。
その中でも、企業秘密だが、特に響きのいい種類の銅線がある。
そこに、これまた企業秘密だが、ある方法のメッキをすることによって輝きが増す。
ネジ1本でも響きは落ちる。
余計なものを全て排除し、そこには銅線しかない。
「購入者の声」によっても客観的評価は明らかだが、製作者としてもこのリガチャーの音色や響き、音の効率には絶対の自信がある。

1月22日
ホールの向こうでどれぐらいの音量で聴こえるかというのは事実であり、機械で測定できる。
それに対して、私はこういう音が好きだというのは好みである。
実際にホールの向こうでどう聴こえているのかを理解し、その上で私はこの音が好きだというのならいいのだが、多くの人はそれを理解しないまま判断している。
それが問題なのだ。
随分多くの人が自分に聴こえる音で判断しそれを信じているが、実際には客席ではそう聴こえてはいない。
それは、自分の近くの音を聴くだけで反射音を聴いていないからだ。
レベルの低い演奏家でも、他人の演奏に対しては鋭い批評ができたりする。
しかし演奏させてみるとどうしようもない。
これは、理想を実現できるだけの力がないからという理由もあるが、実は他人の演奏がどうなっているのかはよく分かるのだが自分の演奏がどうなっているかはよく分からないのである。
例えばある人が、皮や大きいネジなど響きを止める仕掛けのリガチャーを使用して演奏していたとする。
自分の耳には何とも丸く、太く、魅力的ないい音に聴こえる。
同じ人物が客席に座り、別の人が同じリガチャーで演奏するのを聴いて、
「何て小さくて、苦しくて、雑音が多い、不快な音なんだろう。」
と思う。
しかし実際には、本人は気がついていないだけでその人も同じ音を出しているのだ。
これを読んだ人は、ぜひこの機会に自分の音が客席でどう聴こえているかをもう一度考えてみて欲しい。
キーワードは、「音色感」、「倍音列の並び」、「音の効率」である。
ライスターの話をしよう。
ライスター氏と共演させて頂いた時のことだ。
ステージでは非常に小さい音で、バランスを取るのにこちらもかなり抑えなければならず苦労した。
しかし客席のいちばん向こうで聴くと、ステージと全く同じ音量で聴こえるのだ。
これにはびっくりした。
まるですぐ手の届くところにいるかのようであった。
効率のいい音というのは心地いい音である。
それは何にも邪魔されず純粋に、そして楽に演奏されているからだ。
逆に、響きを止める要素などによって効率悪い音は、自分の耳元では丸くて太く心地いい音に聴こえるが、客席では雑音が多く不快な、そして小さな音に聴こえる。

<質問>
2年程前にA.sax用のピンクゴールドのリガチャを買わせて頂きました。
このリガチャを使わせて頂いてからというもの、ピッチや音色等全てが安定し、周りから「何それ?」と注目もあびれてとても満足しています。
ただ、2年も使うと欲も出てくるもので、最近『もう少し音が重くならないものか』と考えるようになりました。
吹いた感じでは、重すぎず軽すぎず丁度いいのですが、クラシックを頻繁に演奏するには音が軽い(明るい)と言われる事が多々あるのです。
ホームページでは、オーダーメイドで銅線の巻き数を増やす方法と銅線を太くする方法があるようですが、自分の様な場合はどうするのがお勧めでしょうか?
<答え>
音を太く重くするには巻き数を増やせばよいのですが、その代わり若干響きが落ちます。
もしマウスピース、リード、アンブシュアなどで改善できるのでしたら、その方がいいと思います。
吹いた感じが現在丁度いいということですので、巻き数を増やすと吹奏感が重くなる可能性があります。
それでもという場合には、6巻きなど少しだけ巻き数を増やしてオーダーメイドされてはいかがでしょうか?
しっとりした感じが増します。

1月20日
マウスピースはどこを取るかが難しい。
例えば、昨年秋頃に選んで現在使用しているエスクラ用B44は、異常なほど吹きやすいのだがあまりにも吹きやすすぎる。
そのためリードによってはコントロールしないと音がうるさくなる場合がある。
猛烈に速いが骨折しやすいサラブレッドのようだ。
果たしてここまで極端なマウスピースにすべきだったのか今でも迷いがあるが、うまく合うリードでほどよく吹いた時の楽さや響きを体験してしまうとそこから逃れられない。
非常な魅力と危うさを兼ね備えたマウスピースである。
私がマウスピースを選ぶ上で最も重視しているのは「息の入り」である。
楽に、引っかかるような感じがなく、素直に息が入る。
その上で音色がよければ申し分ない。
これまで多くの人を教えてきて思うのだが、ほとんどの人は響きを理解していない。
音大生でもほとんどは理解しておらず、プロですら分かっていない人がいる。
だから皮や無駄に大きなネジなどを使って響きを吸収する、考えられないようなリガチャーが世に蔓延るである。
大ホールでホールの向こう側の壁に当たって反射してきた音を聴けば間違いないのだが、ほとんどの人は近くの音を聴いている。
これが間違いの元である。
一度どうすればホールの向こうに楽に響くかということをつかむと、狭い部屋でも遠鳴りする音かどうかが分かるようになる。
これは音色感だ。
もう少し詳しく言うと、倍音列の並びである。
これが分かっていないと、マウスピースは選びようがない。

2007年1月8日
<質問>
トスカの吹奏感は他の機種とは全く違うくらい軽いのでしょうか。
近くの楽器店で楽器を買おうかという話をしていまして、店員さんから他の機種とは全く次元が違う吹奏感だから、少々高いけれどこれしかない、ということを聞きました。
プレスティージュを購入しようかと考えていたのですが、プロの感覚ではいかがでしょうか。
Q&Aには、トスカグリーンラインがお薦めと書かれていたのは承知しているのですが。
ちなみに重さについては、現在つかっているものが重い方のS1ですので、あまり気にならないとは思います。
Sato TechnoのHPでは、トスカは受注と書いてありましたが、そのような場合でも選定していただくことは可能でしょうか。
また、グリーンラインも選定が重要でしょうか。(個体差がどの程度か)
<答え>
トスカですが、まず木のトスカとトスカGL(グリーンライン)ではかなり違います。
他の楽器とトスカGLの中間に木のトスカが位置します。
私はトスカGLがいいと思っていますので、ここではトスカGLについて書きます。
トスカGLは軽いというよりもよく鳴ります。
その音量と遠鳴りには圧倒的です。
それでは全ての人にトスカGLがいいかというと、そうとは言えません。
人にはそれぞれ個性や好みがあります。
バックンのベルやたるをつければ遠鳴りしにくくなりますが、その音色には独特の魅力があり、遠鳴りしないから駄目とも言い切れません。
木の楽器の音色の方がいいという人がいても当然だと思います。
私は現在入手できる楽器の中ではトスカGLが圧倒的にいいと思いますが、最終的には吹いてみてご自分の価値観、好みで決められた方がいいと思います。
重さですが、特にA管は重く、座って吹く時には両膝で挟む、立って吹く時にはストラップをするなど何らかの対策が必要だと思います。
サトテクノにはすでに注文してあります。
交渉の結果2本から選べるということになりましたが、その後10月頃という入荷時期が3月に延期になってしまいました。
値段は圧倒的に安いですが、いつ入荷するかはっきりしない状況です。
基本的には、値段は高いですが、入荷する本数の多さ、選定できる本数の多さからクランポンでの購入をお勧めします。
トスカは全体に非常に高いレベルで安定しています。
特にGLには外れはほとんどないと言っていいぐらいですが、その中でも個体差はあります。
私が最初に吹いた楽器と、現在持っている楽器では遠鳴りにかなりの差があります。
トスカにおいても選定は重要だと思います。

10月11日
<質問>
高いド#が気を付けてもかなり高くなってしまうのですが、低くなる替え指などはあるのでしょうか?
曲中、ソ#からド#へ、スラーで上がるのですが、スラーだと余計に難しいのです…音もなんだかいやな音ですし…本当に困っています。
<答え>
高いド♯の替え指はいろいろあります。
一つは左手親指を開けて左手人差し指1本。
この指は音程が低く、アメリカではよく使われますが、私はあまり好きではありません。
もう一つは上管右についている4つのうちの下から2番目、Fisトリルキーを高いドに足す指です。
これは音が出にくいです。
高いド♯はピッチが高くなりやすい指です。
時々高いレと混同して右手小指でEsキーを押さえている人がいますが、これは論外です。
ピッチが上ずらないようにアンブシュアに気をつけながら正規の指使いで演奏するのが基本です。

10月5日
<質問>
エスクラの高音の事でお聞きしたいことがあります。
@高い音になる程、うわずります。
替え指を使う事は好ましくないと思い、アンブッシャーに気を付けていますが、なかなか上手くいきません。
音程合わせに効果的な(練習)方法などありましたら教えて下さい。
A高いミの音が出づらい(きれいに音が抜けない)。マウスピースやリガチャーは高尾さんのものを使用していますので、音色や響き、吹き心地はとても良いのですが、この音だけがうまくいきません。
楽器本体が悪いのか、アンブッシャーの問題なのか…。
高尾さんはどう思われますか?
<答え>
以前はエスクラの高い音は下がるというのが普通でした。
これは、B♭管に対してより口の中を狭くしなければならないのに、実際には十分に狭くなっていないということが原因です。
最近はエスクラが改良され、逆に音程が上がるという問題が生じています。
対策としては、まずリードが薄すぎないか、アンブシュアが浅すぎないかチェックしてみてください。
腰のあるリード、きちんとした深いアンブシュア、上の歯と下の歯の間隔、口の中の広さ、これらの条件が満たされればピッチが上ずるということはありません。
高いミの音は、どの楽器でも出にくくややピッチが低くなる特性があります。
楽器による個体差もあり、それほど気にならない楽器もあれば、ひどく鳴りにくい楽器もあります。
左手人差し指のGisを一緒に押さえてみてください。
鳴りやすくなり、ピッチもあがります。

10月2日
<質問>
自分の奏法上のせいか、かなりピッチが上ずり(特に開放のソからオクターブ上のソ)、音程の面でかなり気になります。
噛まないようには心がけているのですが、噛んでいるのかもしれません。
日記のなかにマウスピースだけで1オクターブを吹くことができるとあり、私もチューナーを見ながら吹いてみると上のCisから下はF♯までしか下がりません。
下のCis及びCまで下がるにはどのようにすればよいのでしょうか?
また口を緩ます方法はどうすればいいのですか?
また楽譜の先読みができる、先読みをする効果的な練習方法ってあるんですか?
<答え>
音程を下げるには、上の歯と下の歯の間隔を広くし、口の中を広くしてみてください。
アンブシュアが浅いとピッチは上ずりやすくなります。
音色がコントロールできる範囲内で、できるだけ深くくわえてみてください。
リードが薄かったり腰がなかったりすることもピッチが上ずる原因です。
しっかりとした厚さの腰の十分にあるリードを、開きの大きいマウスピースにつけて演奏すればピッチは下がります。
先読みの練習というのは意識したことがありませんが、楽譜をできるだけ離して演奏すると楽譜全体や他の楽器がよく見えるようになります。
あとは読んだ楽譜の量に比例すると思います。

10月1日
<質問>
現在、私はフェスティバル(Bb&A)とR−13(Bb菅)を所有しておりますが、フェスティバルは抵抗がきつく、R−13の方を吹いています。
またR−13とRCではどちらが抵抗は軽いんですか?
RCとRCプレスティージュの差はどんなところが違うんですか?
またR−13ビンテージの吹奏感ってどんな感じなんですか?
近い将来、A管を購入したいのですが、そのための参考にしたいと思い、質問させて頂きました。
またお勧めの機種はございますでしょうか?
現在、マウスピースはM−15、リードはV12の3半を使用しています。
M−30にした場合、リードは青箱orV12のどちらがいいのですか?
またリードの硬さは何番がいいのですか?
<答え>
フェスティバルには、、日本仕様とフランス仕様の2種類があります。
日本仕様は木に直接フェスティバルと書いてあり、フランス仕様は金属プレートに書かれています。
現在はフランス仕様に統一されています。
日本仕様のフェスティバルは、発売当初のものはかなり重く、徐々に軽くなっていきます。
お使いのフェスティバルがどちらの種類でいつの時期のものかによって吹奏感は随分違います。
R13よりもRCは軽く楽に吹ける感じがします。
プレスティージュはRCの軽さに輝きが加わった感じです。
ビンテージはR13よりも軽く鳴りがいいです。
お勧めは、トスカグリーンラインです。
ただし、値段が高い、入手困難、他の楽器よりも重いなどの欠点もあります。
それ以外は好みの問題になりますが、文章を読む限りではプレスティージュなどいいかも知れません。
M30には青箱の3半をお勧めします。
V12というのは元々アメリカの開きが狭くフェイシングの長いマウスピース用に腰を厚くしたリードで、開きの狭いマウスピースに4番をつけるのがベストです。
3番や3半では、腰の厚さに対して先端が薄すぎバランスが悪いと個人的には思います。

9月30日
<質問>
リードの選び方についてのご質問です。
いいリードが見つかれば、ついついそればかり吹いてしまう傾向にあります。
本番のリードとは、どのくらいから決めて練習するのがよいのでしょうか。
学生時代のソロの練習と違い、オーケストラの場合、集まって練習する機会も限られているので緊張・不安を取り除くのに、早くから決めたいのですが、そうするとへたってしまいます。
また、前の本番で調子のよかったリードがあると、また本番でそのリードを使いたくなります。
あるHPで1週間前に新しく箱を開けて選ぶと書いてありました。
具体的に、このように本番1週間前にでも新しい箱をあけて選んで大丈夫なのかなど、本番へのリードの作り方を教えてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
<答え>
リードをどう育て、どう使うかは人によって様々です。
例えば極端な例では、私の師匠アリニョン先生はかつて1日1枚だけを吹くと言っていました。
当時アリニョン先生はかなり厚いリードを使用していました。
現在はそこまでリードは厚くないので、きっともっと何枚も使用していると思います。
オーボエのルルーは、1ヶ月に本番用リードは1枚だと言っていました。
そして翌月の本番用リードをゲネプロ、リハーサルなどで育てていました。
私の場合は、逆の意味で極端かも知れませんが、参考までに書きます。
私は1枚のリードは30分以上吹きません。
リハーサルでは、リハーサル用リードなら一コマ(1時間)2枚、4コマで8枚使用します。
本番用リードをリハーサルで試す場合は、10分から20分程度に留め、せっかくのいいリードが疲労したり老化したりしないように気をつけます。
ゲネプロではリハーサル用リードを4枚、本番では本番用リードを4枚使用します。
育て方ですが、まず箱を空けて選びます。
残ったリードは毎日少しずつ吹きます。
最初は数秒程度、それをリードの体力に合わせて徐々に長くしていきます。
湿度は、最初は成長させるためにそのまま保存し、1週間目以降は冷凍保存用パックに入れて冷蔵庫に入れます。
これは湿度を高く保ち老化を防ぐためです。
さらに乾燥した時期には、クリーニングペーパーを丸めて水に浸し、それを袋に一緒に入れます。
リードは大体1週間ほどで完成します。
完成したら、まずリハーサルで10分程度吹いて最終確認をし、納得できるものを本番で使用します。
使用したら1日乾燥させ、翌日冷凍保存用パックに入れて冷凍庫に保存します。
冷凍保存法についてはクラリネットQ&Aのいちばん下の方にも書いてありますので参考になさってください。
これを次の本番の日に出して使用します。
これで2,3度本番で使用できます。
古くなり響きが落ちたらリハーサル用リードに、さらに古くなったら練習用リードに格下げして使用します。

9月26日
<質問>
プレスティージュとフェスティバルはどう違うのですか?
<答え>
プレスティージュの方が高いところでキラキラと輝くように鳴る感じ、それに対してフェスティバルは低いところで太くしっかりと鳴る感じです。
軽さ、輝きなどを求める方にはプレスティージュ、太さ、重厚さを求める方にはフェスティバルをお勧めします。

9月10日
本番で緊張しない方法
1.練習と本番を同じように演奏する。
本番のように練習で演奏し、練習のように本番で演奏する。
本番だけ練習よりもいい演奏をしようなどという欲を出さないこと。
2.技術的不安を0にする。
そのためにあらゆる努力をする。
オーケストラなどテンポに外的制約がある場合は別だが、ソロであれば自分が演奏可能なテンポ設定をすればよい。
無理に速く演奏する必要はない。
3.あらゆる努力を尽くし、それでもできない部分については諦める。
自分の力を客観的に把握し、それ以上を自分に求めない。
あなたは天才ではないのだ。
自分の能力に限界があることを受け入れなさい。

9月6日
最近ツィメルマン的演奏を試みている。
ピアニストのクリスティアン・ツィメルマンは驚嘆するほど完璧な演奏をする。
彼は完璧さを感情表現よりも優先する。
そこに息苦しさやつまらなさを感じることもあるが、バーンスタイン指揮ウィーン・フィルとのベートーベンのピアノ協奏曲などは感動的な名演である。
つまり完璧さのために感情表現など他の要素を犠牲にしてもなお、名演というのはあり得るのである。
私はこれまで感情表現を何よりも優先してきたが、オーケストラというのはミスが許されない。
部分的にはツィメルマン的である必要がある。
シビアな個所を、ドキドキと緊張しながら演奏するのではなく、極めて冷静に、練習と全く同じように演奏する。
それが狙ったところで100%できるようになるまで、このツィメルマン的演奏を目指してみよう。

実は、この感情表現を優先する演奏とツィメルマン的演奏は切り替えが難しい。
感情表現を優先した個所では心拍数が上がっている。
それを下げるにはある程度の時間が必要で、その直後にツィメルマン的演奏はできないのである。
この問題については、今後も引き続き研究する必要がある。

7月28日
<質問>
エスクラのことで、お聞きしたいことがあるのですが・・・・
高いドからその上のミにいく時、スラーがかかっていなければ、ド、ミ、とできるのですが、スラーがかかっていると、高いミの音が出しにくく、ちゃんと音にならないのです。
ドの口で、ミを出そうとするので、そうなってしまうのかなぁ、とは思うのですが。
もう一点、、その上のファ♯やソを出すのにとても大変なのですが、これは、練習すれば、出るようになるのでしょうか?
<答え>
高いミの音が出ないのは、恐らくきちんとしたミの口になっていないからでしょう。
つまり、ドに対してミでは口の中が狭くなる必要がありますが、それが十分に狭くなっていないという可能性があります。
エスクラで上の音が下がる、出にくいなどの現象は、きちんとしたエスクラ用のアンブシュアになっていないことが原因です。
また、エスクラの高い音に対して、指を足したり替え指を頻繁に使う人がいますが、これもエスクラ用のアンブシュアにせずに指で対応しているということでいいこととは思いません。
私はほとんどB♭クラリネットと同じ指で演奏しますが、音程が下がることはありません。
その中で唯一指を足すのことがあるのは、高いミの音です。
この音は、元々B♭クラリネットでも出にくく下がりやすい音です。
これに対しては左手人差し指のGisを足すのが効果的です。
その結果、音程が上がり、音が出やすくなります。
これもいつも使う訳ではなく、時折必要に応じて使います。
ファ♯、ソなどもきちんとしたアンブシュアが確立されていれば特に問題はありません。
正しいアンブシュアであれば、B♭クラリネットと同じように、さらに上のドまで普通に出すことができます。

7月24日
チャイコフスキーの花のワルツ。
この曲は苦労した。
なぜ緊張するのか、何年も悩んだ。
そしてある時その理由が分かった。
主な原因はファからファ♯へのクロスである。
これを取り除いてやればよい。
それと、ラからシ。
これはあらかじめシの指を押さえておけばよい。
もう一つ、上のソ♯。
これについては、腕のいい修理の方に、このキーをできるだけ軽くしてもらうことが重要である。
しかし、軽くするというのはそう簡単なことではない。
軽くしすぎれば息漏れの原因になる。
その加減は難しい。
だから技術の低い人はこのキーを軽くできないのである。
このフレーズは音楽的にも非常に難しい。
様々なことを同時にやる必要がある。
まず、細かいcresc.、decresc.。
1小節目<、2小節目>、3小節目<、4小節目>etc.。
それとは別に大きなcresc.がある。
この2つが同時に存在するために、4小節目最後の音の処理などはどうするか難しいところである。
上記の細かいcresc.の頂点の音は重要である。
ここが軽く抜けてしまうと、つまらない演奏になる。
これはtenutoで練習すべし。
7小節目頭の音などは実際の演奏でもtenutoしてよい。
このように、このフレーズには数限りない要素があり、これだけで1時間のレッスンをやってもいいぐらいである。
お金を取ってもいいぐらいのヒントを書いたが、これ以上についてはレッスンでのみお答えする。
メールではお答えできないので予めご了承ください。

7月16日
<質問>
タンキングの練習をしていると血が出てしまいます。
何か解決法はないでしょうか?
<答え>
タンキングですが、血が出るというのは、リードの先端に舌が触れているためだと思われます。
タンキングは、リードの先端付近(ただし先端よりも僅かに根元側)に舌の先端がつくのが理想と言われています。
このようにタンキングすれば、血が出ることはないと思います。
ただ、人によって口の中の形や舌の長さは様々です。
私は舌の少し裏側がリードの先端についています。
そのため、以前時々血が出ました。
特にロッシーニのオペラなどは困ります。
力を抜くことと、一度にタンキングの練習をしすぎないということに注意するようになってからは血が出ることはなくなりました。
舌をつく位置をいろいろと変えながら試してみてください。
ただしタンキングの練習をしすぎないようにご注意ください。

<質問>
某音大の受験をめざしている息子をもつ母親です。
今危機に立たされています。
志半ばであきらめようとしています。
どうやって立ち直らせていいのか思案にくれています。
2月にクラリネットで受験し失敗、再度挑戦するということで今まで練習に励んできてあっさりあきらめようとしています。
初めてメールし、一方的ですみませんがお返事いただければ幸いです。
<答え>
音楽というのは、やりたくて仕方なくて、親の反対を押し切って、飢え死にしてもいいというぐらいの気持ちで志すものであって、母親が立ち直らせるようなものではありません。
あきらめようとした時点ですでにプロになる可能性はまずないと言っていいでしょう。
上記のような熱意でずっと真面目に練習し、高い技術がありながら仕事がない人が毎年何十人も大学を卒業しています。
これをいい機会として、もっと確実に食べていける職業を目指すことをお勧めします。

7月12日



今回トスカに付属していた新品のキャップとリガチャーを、新品のマウスピースに被せてマウスピースケースに入れ2週間保存。
その結果、キャップやリガチャーの内部が赤茶色に変色し、それが外側にも及んでいる。
キャップにリガチャーの痕跡が残っているのが見える。
新しいラバーマウスピースと楽器やリガチャーは別にしまった方がいい。

7月3日
<質問>
なぜEシリーズにグリーンラインがないのですか?
<答え>
なぜEシリーズにないのかは聞いておきます。
トスカグリーンラインの数が少ないことに関しては、これほど売れると思っていなかったという見込み違いがあるようです。
技術者が3名しかおらず、その3名で世界で販売する全てを製作しているようです。
また、その技術者を増やすには、かなりの熟練が必要で時間がかかり難しいようです。
グリーンラインは、木よりも硬いために木と同じ刃物では削れず、グリーンライン用の新たな刃物を開発したそうで、技術的に難しい面があるようです。
数が少なくEシリーズにないのも、そういったことが影響しているのかも知れません。

上記の件で7月6日にクランポンで話を聞いた。
グリーンラインは、素材自体が手間がかかっている上に、木と同じ刃物で削れないために専用の刃物を新たに製作しなければならない。
全体として、同じ値段では売っているが木の楽器に対してコストは高い。
安い楽器でグリーンラインがないのは、これまで要望がなかったからだという。
要望があり、2万円ぐらい高くてもいいのであれば製作は可能であろうとのことだ。

6月26日
<質問>
僕は中学3年生でクラリネットを2年ほど練習していますが、タンギングが全然できません。
舌がうまく回らず、tututu・・と練習していますが一向にスピードがあがりません。
どのようにしたらうまくできるのか練習方法を教えてください。
<答え>
まず、リードのどこに舌のどこが接しているか確認してください。
リードの先端近くに舌の先端がつくのが理想と言われていますが、人によって口の形や舌の長さは異なりますので、上記の理想形をイメージしつつ自分なりの上手く行くポイントを探してください。
舌の真ん中がリードにつく人がいますが、これはやめた方がいいでしょう。
タンキングが遅くなってしまいます。
あくまでも先端がリードに触れるようにしましょう。

次にタンキングを速くする練習法をお教えしましょう。
これはギイ・ドゥプリュ先生に教わった方法です。
タタとタンキングを2回します。
その時、最初のタンキングは強く、2番目はできるだけ1番目の直後に
なるようにします。
タタ タタ タタ タタ と何度も繰り返します。
十分に速くできるようになったら、次は3つ。
タタタ タタタ タタタ タタタ 
4つ、5つと数を増やしていきます。
この練習を毎日やってみてください。
きっとタンキングが速くなるはずです。

6月20日
<質問>
“新しいマウスピースを楽器と一緒に入れておくと、キイの銀メッキが変色する”とは知っていたのですが、うっかり一緒にしまっていて、先日楽器を見たら、一部メッキが茶色?っぽく変色していました。
比較的新しい楽器でもあり、とてもショックでした。
この変色はキイを取り替えなければなおりませんか?
また、音色等に支障はありますか?
<答え>
銀磨き(silver polish)をつけて布で擦ると多少の変色は落ちます。
多少の変色ぐらいではそれほど音色には影響ありませんが、キーが全体
的に黒くなるような変色では響きが落ちると言われています。

6月12日
<質問>
R13を購入しようと思うのですが、通常の物とグリーンラインとどちらがいいでしょうか?
<答え>
先日R13のグリーンラインを試奏しましたが、もう一つという感じでした。
トスカがグリーンライン用に設計されているのに対して、R13は材質をグリーンラインに置き換えただけなのでトスカほどグリーンラインのよさが出ていない感じがします。
やや鳴りにくい、重たい感じがします。
割れが心配な場合はグリーンラインの方がいいと思いますが、そうでなければ、吹いてみていいと思った方でいいと思います。

5月17日
<質問>
B♭管、A管の持ち替えでは、マウスピースを付け替えていますか?それともたるからですか?
B♭管、A管にそれぞれ別のマウスピースをつけてみようと思うのですが、いかがでしょうか?
<答え>
私はマウスピースを付け替えています。
たるから付け替える人も結構いますが、A管のたるはB♭管のたるよりも短いため、B♭管のたるをA管につけるとピッチが若干さがりますのでご注意ください。
B♭管、A管にそれぞれ別のマウスピースをつけるというのは以前バルトークのコントラスツという曲でやったことがあります。
これは持ち替えの時間がほとんどないためですが、現在ではこの曲でもマウスピースから付け替えています。
この最大の理由はリードの乾きです。
リードが乾くと音に雑音が混じってしまいます。
また、リードやマウスピースが違うことに急に対応できない危険性があります。
A管にはB♭管に比べて若干薄めのリードが合います。
本来はB♭管とA管でリードを変えるのがベストですが、オーケストラでは持ち替えに時間がない場合が多いですし、リードを変えると新しいリードに対応できず、それがミスにつながる危険性があります。
そのため、どちらにでも対応できるリードを選んでそれで演奏することが多いです。
ただ、曲により、A管の多い、もしくはA管の重要度が高い曲では若干薄めのリードを使用するなど、場面に応じてリードの厚さを変えるということはしています。

2月22日
<ミスの種類>
1.ぼんやりミス
原因:集中力の欠如
対策:集中力を高める。緊張する。コーヒーを飲んで意識を覚醒し、心拍数を上げるのもいい。
2.ムカデミス
ある時ムカデがいつものように歩いていると、ある人が話しかけた。「そんなにたくさん足があるのに、よく順番に前に出して歩けますね。」ムカデは自分がどうやって歩いているのか考えた。そうすると歩けなくなってしまった。
原因:練習ではできているのに、本番では不安になり余計なことを考える。
対策:本番をイメージした練習をする。本番ではそれと同じように演奏する。
3.緊張ミス
原因:緊張により心拍数が上がる。そのためにテンポが上がる。普段より速いテンポのためミスが発生する。
対策:本番では普段より自然と速くなってしまうものだ。ゆっくりと演奏するように心がけると丁度いいテンポになる。

2月18日
<完璧な演奏を目指して>
1.フォルテよりもメゾフォルテの方がミスが少ない。
冷静さを保つということと、体力的に余裕があるということが重要だ。
外せないところは、大きく吹きすぎないこと。
2.スポーツには攻撃と防御があるが、音楽も同様である。
攻撃=感情が高ぶる。感動する。曲に入り込む。思いっきり表現する。
防御=冷静さを保つ。表現しつつも頭の芯に冷めた部分を持つ。
外せないところでは防御の割合を増やすべし。
3.本番と同じ状態を作り出し、そこで演奏する。
例えばここから本番というつもりで録音する。
そして予行演習と全く同じように本番で演奏する。
予行演習でミスが出るところは、いくら緊張しても本番でもミスがでる。
それがあなたの実力だ。それを受け入れよう。
受け入れず、何とかうまく演奏しようとしても、緊張しすぎて結果が悪くなるだけだ。
あなたは神ではない。人間だ。
それを忘れないように。
4.予行演習を10回やってミスする予感すらしなければほぼ大丈夫。
そのためにはリズム変形などあらゆる努力を重ね、どうやったら完璧に演奏できるか常に考え続けること。
いかに論理的、客観的に分析でき、そしてそれによっていかに効果的に練習できるか。それがあなたの能力だ。
5.心拍数は下げておいた方が本番に余裕が出る。
そのためには日常的にスポーツをして心肺機能を高めておくこと。
6.その個所にはそこに相応しい指の力がある。
やや強めがいい個所もあれば、やや弱めがいい個所もある。
その個所に相応しい指の力を把握し、その力で演奏すること。
7.読み替えは、特に問題ないと思っていても、実際には音を読むのではなく記憶で演奏している面がある。
シビアな場面でそれが明らかになることがある。
外せないところは書き換えた方がいい。
8.ピアノで、弱い指の力で練習してみましょう。
その方が上手くいく場合、普段指の力が入りすぎています。
上手くいかない場合、普段指の力に頼りすぎです。弱い指の力でも演奏できた方が完成度が高まります。
9.あなたは楽譜から時々目を離していませんか?
本番を暗譜で演奏するのでなければ、楽譜は常に見るようにしましょう。
目を離した時にミスをする確率は、楽譜を見ている時よりも高いのです。

1月19日
質問
朝練習しているのですが、冬場は楽器が温まるのに時間がかかります。どういう練習をすれは効率がいいですか?
答え
朝は体が起きていないので、急に指の難しい曲をやると腱鞘炎になりやすいので気をつけましょう。とにかく部屋も体も楽器も暖かくすることが第一です。朝食にできるだけ温かいものを食べる、生姜湯を飲む、ストレッチ、筋トレをするなどとにかく体を温めましょう。暖房は暑いと思うまで過剰につけておいて、徐々に弱くしていってください。曲はあまりテクニック的に難しくないものから入り、徐々に難しいものにした方がいいでしょう。

1月15日
質問
クラリネットは自転車で運ぶとバランスが崩れませんか?
答え
うちのオーケストラにトライアスロンをやっているヴァイオリンの人がいて、いつも背中の巨大なリュックにヴァイオリンを入れて自転車通勤していますが、問題ないようです。その人に言わせると、電車やバスの床や網棚に置いた時の振動よりも、自転車で背中にリュックを背負った時の振動の方が、体が吸収するために少ないとのことでした。私も以前から何度かやっていますが、特に問題は感じません。大丈夫だと思います。

2006年1月8日
昨日サックスの須川さんが、何気なくマウスピースで1オクターブのスケールを吹くのを聴いてびっくり!早速やってみたら、練習2日目の今日、何とかぎりぎりできました。できないという思い込みは駄目ですね。何でも出来ると思ってやってみないと。
という訳で皆さんもやってみましょう!
いちばん高い音は、私の場合実音でCis。ここから半音階、もしくは音階で下に下がってみましょう。1オクターブ下の音を出すのは結構難しいです。

アマチュアの方に指導していて、そこはもっと柔らかい音でとか、もっと広々とした音でと言っても音色が変わることはなかなかないですが、これはアンブシュアが固まっていることが原因です。アンブシュアが柔軟であればいろんな音色を出すことができます。音色の使い分けができれば、溶ける音で他の楽器を支えつつ、ソロになれば華やかな音色で際立つといったことが出来るようになります。上記の技術があれば、かなり柔軟に音色を変化させることができると思います。

アンブシュアを柔軟にするトレーニング
高いドの指で、重音になることなくどこまで低い音が出るか、半音ずつ下がってみてください。同じことを半音ずつ指を下げながらやってみてください。参考までに私がどこまで下の音が出るか書いておきます。
ド→シ♭
シ→ソ
シ♭→ソ
ラ→ファ
ラ♭→ファ
ソ→ミ
ソ♭→ミ
ファ→ミ♭
少なくとも半音は下がらないと、音色の変化をつけることは難しいと思います。

11月26日
質問
先週友人よりクラリネットを譲ってもらい、練習をしています。ただどうも基本的なチューニングが高いように感じるのです。ピアノに合わせてチューニングしているのですが、樽のコルクが見えるぎりぎりまで緩め、それでもまだ高いので樽上部のマウスピースとの接続部を少し(1〜2mm)開けて合わせています。これくらいは特別珍しいことではないのでしょうか?一応音は普通に出ていると思うのですが何分素人なので自分で思っていてもそれが本当の正しい音なのかも確信がもてない部分があります。教えて頂ければ幸いです。
答え
ピッチが高い原因はいろいろと考えられます。
1.噛みすぎ。噛みすぎるとピッチが高くなります。上の歯と下の歯との間隔を広くしましょう。下の歯を下に下ろしてみてください。一度音が壊れるところまで下ろし、そこから少しずつ戻してみてください。
2.アンブシュアが浅すぎる。対策としてなるべく深くくわえましょう。上の歯をマウスピースにつく位置も、下唇がリードに接する位置も深くしましょう。
3.楽器のピッチが高い。普通のピッチで演奏している知り合いの方に楽器を借り、ピッチがどうなるか試してみてください。その場合、仕掛けを全く同じにして、その方と自分でピッチが同じかどうか、マウスピースを自分のものにするとどうなるか、などいろいろと試してみてください。
4.口の中が狭い。口の中が狭いとピッチが高くなります。イという形ではなく、もっと広いオやアといった口の形にしてみてください。
5.マウスピースのピッチが高い。マウスピースの開きが狭いとピッチが高くなります。開きの広いマウスピースを使えばピッチは低くなります。例えばヴァンドレンのマウスピースでは、M15、5RVなどはピッチが高く、B40などはピッチが低くなります。B40では開きが広すぎて演奏できないという場合は、M30あたりが丁度いいかも知れません。アメリカ仕様のマウスピースはさらにピッチが低くなります。ただし中音域のピッチが特に下がるために注意が必要です。
6.リードに腰がなかったり薄すぎたりするとピッチが高くなります。薄すぎないほどよい厚さの、腰(中央下部)のしっかりとあるリードで演奏しましょう。
7.響きとピッチを明確に区別できる人は、音大生でもほとんどいません。アマチュアの方はよく、実際には響きが高いのに、ピッチが高いと思い込んでいます。イという音は同じピッチでも高く聴こえます。それに対してオやアといった音色だとそれよりも低く聴こえます。ピッチについて語る時、響きとピッチを明確に区別するということは非常に重要です。

11月8日
<質問>
使用楽器:エリート、マウスピースB40、リード:ヴァンドレン青箱3半を手直ししたもの、マウスピースパッチは1mm程度のゴム板を東急ハンズで購入したものを薄い両面テープで付けてます。貼り付ける面積は市販の半分程度だと思います。
私の下唇は厚めであるのですが、楽器を吹いているアンブシュアを鏡で確認すると、下唇はほとんど口の中に隠れています。リードと下唇の接地面積が少ないほうがリードも振動するし、コントロールも行いやすい気がしてきましたが、いかがでしょうか。
<答え>
お考えの通り、リードと下唇の接地面積は少ない方がいいです。べったりとつけると振動を止めてしまいます。
他にもいくつか原因が考えられるので書いてみます。
1.エリートはいいポイントを見つけると何ともいえない音の出る魅力的な楽器ですが、あまり大きな音や太い音の出る楽器ではありません。リードが厚すぎたり薄すぎたり、噛みすぎていたり、どこかで響きをと止めているとただの小さな音になってしまいます。そしてこのポイントはかなり狭いところにあります。そういう意味で難しい楽器であると言えます。
2.B40も難しいマウスピースです。まず選ぶ段階で、ほとんどのマウスピースがつまって音が出にくい状態です。私も時々依頼を受けて選定しますが、数十個のうち1個いいのがあればいいという感じです。まず第一にいいマウスピースを選ぶことが重要です。そのポイントは息がスムーズに入ること、音が素直に出るということです。B40ライヤーの方が若干この辺りがうまくいっていると思います。
3、マウスピースパッチは面積には問題ないと思いますが、念のため素材に問題がないかどうか、ヤマハのマウスピースパッチを同じように切って貼り、響きに違いがないかどうか確認してみてください。
4.リガチャーは響きに大きな影響を与えます。ゴムや皮は響きを止めるのでやめた方がいいと思います。自分の耳に心地よく響いても、客席では鳴りが悪く雑音の多い小さなつまらない音に聴こえます。同様に大きなネジがついていたり大きな金属や余分なものがついているもの、リードにべったりと接地するものは避けましょう。シンプルなものの方が客席により多くの豊かな響きを伝えます。
5.噛みすぎは響きを止めます。上の歯をつく位置、下の歯をつく位置が浅すぎないように、上の歯と下の歯との間隔が狭すぎないように、口の中が狭くなりすぎないように注意しましょう。

11月4日
<質問>
私はすぐにピッチがうわずってしまい困っています。何か良い方法があれば教えて頂けないでしょうか?
<答え>
ピッチが上ずるのはかみすぎが原因です。
具体的には、
1.アンブシュアが浅くなっていないか確かめる。上の歯の位置、下の歯の位置が浅いとピッチが高くなったりリードミスが出やすくなったりします。
2.歯と歯の間隔が狭くなっていないか確かめる。下の歯を下に下ろし、上の歯と下の歯の間隔を広くする。
3.口の中が狭くなっていないか注意する。イではなく、ウやオという風に広い口で演奏するよう心がける。
この3点に注意すれば安定するでしょう。

<質問>
響きが高いから息をもっと下にまでいれて!っと言われるのですが、よく分かりません;;響きが高いより低いほうがなぜ良いのかわからないです。
<答え>
響きが高いというのは、発音で言うとイの音になっているということです。イという音は他の楽器とピッチが合っていても合ったように聴こえないためアンサンブルができません。また聴いていて苦しい感じがします。ウやオという響きならお客さんにも心地よいし、多少ピッチがずれていても他の楽器と合っているように聴こえます。他の楽器とアンサンブルする時は、ピッチと響きの両方を合わせることが重要です。

5月29日
<質問>
E♭とB♭を購入し、改造をし、何とか持てるまでまりましたが、ある程度のスケールなどは、出来ますが、曲になると、指がうごかなくなってしまいます。やっぱり、手に障害をうけてしまうと、楽器をする事はむりなんでしょうか?
<答え>
クラリネットは無理に持つ必要はありません。私は両膝で楽器を挟む奏法をポジション1、右手だけで支える奏法をポジション2、そのまま背もたれから背中を離して吹く奏法をポジション3として、曲の場面によって使い分けています。練習の時も全て右手だけで支えると腱鞘炎になりますので、半分以上は両膝で支えて練習しています。片方の膝の上に乗せるという方法や、ストラップを使うという方法もあります。持たなくて済むのなら、指も大分動くのではないでしょうか?お試しになってみてください。


5月3日
<質問>
下唇の下がふくれたような吹き方の癖がついてしまいました。音も雑な音しか出ないのですがやはりアンブシュアを変えたほうが良いのでしょうか。
<答え>
正確には見てみないと何とも言えませんが、恐らく少し横に引いた方がいいと思います。リードに唇がたくさんついていると振動を止めてしまいます。あまりべったりとつかないようにしましょう。

4月20日
<質問>
噛んでいるのが原因だと思われるのですが下唇の裏に下の歯の歯型がついちゃっているのですが。噛んじゃうクセを治す方法っていうのは何かありますか?
<答え>
ある程度の圧力を加えないと音は出ません。歯型は多少はつくものです。噛みすぎと思うのなら、上の歯と下の歯の間隔を広く取るよう意識してみてください。

4月15日
<質問>
次の演奏会で火の鳥(1919年版)をやることになったのですが、Kastcheiのアルペジオができる気がしません。でもあきらめずさらってはいるのですが…。プロの方々はどの程度の精度で演奏しているのでしょうか?人間、頑張ればこのような楽譜も吹けるのでしょうか。
<答え>
火の鳥で難しくオーケストラスタディになったりオーディションの課題になったりするのは最初のバリエーションです。これはかなり難しいですが、さらえば何とかなります。この曲を演奏する時に重要なのは、このバリエーションを技術的にきちんと演奏することと、王女のロンドを美しく演奏すること、この2点です。カスチェイもかなり難しいですが、あまり聴こえないところはそれほど神経質にならなくてもいいでしょう。アルペジオよりも聴こえるところで難しい部分はかなりさらいこむ必要があります。ちなみに私はプロですので、アルペジオを含む全ての部分をきちんと演奏しています。日々練習すれば演奏は可能です。

<質問>
マウスピースについて正しい扱い方を教えていただけませんか?(例えばスワブはたまになら通して良いのか、水洗いはダメ?とか)
<答え>
スワブは練習を終えて楽器をしまう時1回のみ、ゆっくりと通し、先端付近をスワブが擦らないように注意してください。水洗いする必要は普段はありません。マウスピースパッチをはがして汚れを取る時は、特に先端付近を擦らないように注意しながら洗ってください。

4月9日
<質問>
昔からの悩み事なのですが・・・体力がないからかもしれませんが、腹式で吹くと息が全然持たないのですが、何かトレーニング方法とかってありますでしょうか?
<答え>
それは筋力不足です。たくさん練習すれば必要な筋肉がつき、長い時間吹いても大丈夫になります。基本的には毎日たくさん練習すればそれでいいと思いますが、他のトレーニング法で思いつくことを書いてみます。
1.筋力トレーニング
腹筋、背筋などを重点的に。詳しくは専門のページを参考にしてください。
2.パワーブリーズ
呼吸筋を鍛える器具です。この単語で検索すれば出てきます。私は持っていませんが、恐らく効果があると思われます。
3.運動
ランニング、登山などで全身の筋肉をつけ、心肺機能を高めれば、演奏時の持続力も増します。

3月28日
<質問>
高校の吹奏楽部でクラを吹いてる者ですが、最近疑問に思うことがあります。「息」についてです。この前講師の先生に「息の圧力、いや、スピードを上げて。」と言われたのですが、息のスピードを上げると圧力も同時に上がりますよね?息の「量」、「スピード」、「圧力」の関係について教えていただきたいのですが…。数日間試行錯誤したのですがよくわからなくて…。よろしくお願いします。
<答え>
蛇口にホースをつけ水を出します。最初はジョボジョボと下に落ちていますが、ホースの先をつかむと勢いよく遠くまで水が飛んでいきます。何故でしょうか?
流れる水の量は同じです。ホースの先をつかむとその部分の面積が小さくなります。小さい面積のところを同じ量の水が通ろうとすれば、スピードは速くなります。例えば面積が半分になれば、倍のスピードでなければ同じ量の水は通りません。スピードが上がることによって、水は遠くに飛んでいくエネルギーを得るのです。
クラリネットの場合、スピードを速くするためには口の中を狭くします。それは音で表すと下記のようになります。
O→U→I
Oを発音する時、口の中は広い状態ですね。逆にIでは狭い。広い空間を通る時、息はゆっくりと流れます。逆に狭い空間ではそのスピードは速くなります。このようにして息のスピードをコントロールするのです。これが息の量と全く別のものであるということは理解していただけたでしょうか?
口の中の広さは二つの要因と関連しています。一つは音域。低い音域では広く、高い音域では狭くなります。もう一つは音色。幅広い、豊かな、穏やかな、こういった表現をする場合は口の中は広くなり、逆に情熱的な、激しい、訴えかけるような、このような表現をする場合は口の中は狭くなります。
次に圧力の問題です。圧力とは腹筋、呼吸筋によって横隔膜を押し上げ、息を排出する力のことです。ですから、圧力を上げてと言われたら、これらの筋肉を使って息を勢いよく吐き出しましょう。当然それによって息の量も増えますし、スピードも増します。しかしこれは口の中の広さとは全く別のものとして考えてください。


2005年3月24日
<質問>
自分の音があまりきれいではありません。きれいな音を出すコツを教えてください。
<答え>
いちばんいいのは誰かに見てもらうことです。できればプロがいいです。その際のポイント。
1.マウスピース
マウスピースが悪いといい音が出ません。どの程度のマウスピースか見てもらいましょう。
2.リガチャー
これは大丈夫ですね。(質問者が私のリガチャー購入者であるため)
3.リード
適度な厚さで質のいいリードをつけないといい音は出ません。
4.上の歯の位置
5.下の歯の位置
6.下唇の巻き具合
7.上の歯と下の歯との間隔
8.口の中の広さ
4から8まではアンブシュアです。正しいアンブシュアでいい息を入れればいい音が出ます。プロに見てもらうことが難しければ、自分で上記の項目をチェックしながら練習してみましょう。アンブシュアについては、上の歯がマウスピースのどこにつけばいちばんいい音が出るかなどいろいろと試してみるといいと思います。いい音のイメージが頭の中にはっきりとあるということもとても大事です。

12月17日
<質問>
口の周りからは息漏れしていないのに吹くと「サー」と雑音がする原因は何ですか?
<答え>
考えられる原因
1.リードが厚すぎる。
2.リードの質が悪い。
3.マウスピースの開きやリードの厚さなどの仕掛けに対して口の筋力が弱い。

11月18日
<バスクラでどうしてもリードミスが出てしまうという質問に対して>
考えられるリードミスの原因
1.リードが薄すぎ、その薄いリードを噛みすぎる。
2.くわえ方が浅すぎる。
3.口の中が狭すぎる。

バスクラ理論というのがあります。私が作りました。バスクラではB♭クラリネットに比べて何でも2倍にしなければなりません。
1.上の歯をつく位置
2.下唇の巻き具合
3.下唇をつける位置
4.上の歯と下の歯の間隔
5.口の中の広さ
6.息の量
本来これら全てを2倍にしなければならないのに、それがきちんとできていないためにリードミスが発生するということがほとんどです。もう一度これらの点をチェックしてみてください。

11月12日
<マウスピースパッチについて>
マウスピースパッチをそのまま貼ると響きがなくなってしまいます。小さく切ってから貼りましょう。私はヤマハの0.8mmといういちばん分厚いものを3つに切り、横も長すぎないように整えてから貼ります。こうすると1つのマウスピースパッチが3つになりお得でもあります。響きの面から言えば貼らないのがベストですが、歯が痛くなったり演奏中に滑ったりします。私は残念ながら歯が痛くなるため貼らずに演奏することはできません。

9月11日
<オーケストラのオーディションを受け続けるのが辛い。その後エキストラで呼ばれたりするという相談に>
オーディションは確かに辛いですね。絶対に自分が受かると思えなければ受からない。でもそこまで思って駄目だとダメージが大きい。しばらく立ち直れない。でもそう思ってやるしかない。実際には、オーケストラには上手い人が入るのではなく、そのオーケストラの好みの人が入るのです。これはもうどうしようもない。明らかにドイツ管やそれに近い音色を好んでいるオーケストラもあるし(私はそういうオーケストラには残念ながら入れない)、上手いんだけどちょっとソリストっぽいという理由で落とされたこともあります。自分の実力を客観的に判断できる能力と、音楽への熱意の両方が必要で、どちらが欠けてもいけない。残念ながらまた、熱意や練習量だけでは上手くなれない。明らかに才能の違いも出ます。例えば私にとって、オーボエのルルーはもうどうしようもない。努力してああなれる訳ではない。非常に厳しい世界です。自分がいくら努力しても駄目だなと客観的に判断したら、もうその時点でやめるしかないのです。
ただ、エキストラで呼ばれる人もまたごく少数です。この世界でやっていける可能性があるということではないでしょうか。自分がいくつものオーケストラ、仕事先から評価され、続けて呼んでもらえるということもまた、誇りに思ってやっていってもいいと思います。その先にまた可能性が広がるかも知れません。

7月29日
<下のシ♭が高くなるのだけれど、どうしたらよいかという質問に対して>
うーん、特に普通高くなる音でもないんだけど。私の楽器も今日の本番でいくつかの音が高く気になりました。もうそういう時は下げるしかありません。
まず、ある程度腰のあるリードを使うということが最低条件です。腰のないリードを使うと音程を下げようと思っても無理です。
次に、浅いアンブシュアで音程はコントロールできません。ある程度の深さが必要です。上の歯をつく位置も、下の唇をつく位置も、可能だけ、コントロール不能にならない限り深くして見ましょう。
上記の2点が前提条件ですが、その上で、上の歯と下の歯の間隔を広くしましょう。
それから、口の中を広く取りましょう。現在「い」という形の口だとすると、それを「う」、さらには「あ」「お」という風に広く取りましょう。
そしてピアノでも息の量を減らさず、ゆったりとした息がたっぷりと入るというイメージで。
そうすると音程は下がるし、音色的にも合いやすくなると思います。
コンクール頑張ってください。

6月3日
<吹奏楽団での基礎合奏をどうしたらよいかという質問に対して>
実は、人それぞれやり方があると思いますが、私は個人的には基礎合奏ということをやりません。曲をやって、その中で問題点が出た場合、そこで基礎的な練習をします。それは主にハーモニーです。基礎練習も個人個人がきちんと意識すればそれなりの効果があると思いますが、いくつかのグループを見た経験でいうと、効果的な練習をしている団体は少ないなという印象です。それなら曲の中で問題が発生した時そこを取り上げて基礎的な練習をした方が、よりみんなも意識するだろうし効果的だと考えています。
チューニングですが、管楽器は基本的に弦楽器と違って、気温と吹き込んだことによる楽器の温度が分かれば大体のその楽器のピッチは分かります。ですから、私自身もオーケストラでチューニングの際、リードの調子を見るという意識しかないぐらいです。抜き具合に関しては、気温、楽器の温度がこれぐらいだからこれぐらいだろうということは外れることはありません。ですから、管楽器の集団ではあまりチューニングに時間を取ることは意味がないと思います。
ロングトーンですが、私自身は効果的なロングトーン練習をしている団体を見たことがありません。疲れるだけ、もしくは逆に周りの汚い音によりいい音の人が音色が崩れたり、周りの合っていないピッチによって正しい音感を持っている人の耳がおかしくなる、などの悪影響が懸念されます。
スケールの練習は個人でやった方が効果的ではないかと思います。
もし基礎練習をするのであれは、私は曲の中のハーモニーを取り上げてそれを合わせることをお勧めします。その時に注意すべきはピッチ(特に第三音)、そしてハーモニーを作るべき音色、バランス(第三音が他の音よりも大きくならない)などです。

2月13日
質問:私はクラを構える時にマウスピースの真ん中ではなくて、少しはじをくわえる癖があるようで・・直したほうが良いですか?
答え:私も少しずれています。左右の歯並びや歯の高さの違いで、多少中心からずれるということはよくあります。結局自分のいちばん上手くいくところがベストポジションです。ただしそういった各人の事情ではなく、特に根拠がない場合には直した方がよりよいという場合もあります。

2月4日
質問:クラリネットはピアノの音量ではピッチが上ずると思うのですが、どうやってピッチを安定させていらっしゃるのですか?私はアンブッシュアと息の角度でなんとかピッチを下げようとしていますが、そうすると音色がぼやけてしまったり、音が揺れてしまったりと弊害が出てきてしまいます。
答え:フォルテの時は息の圧力が高まるため、それに対抗できるだけのしっかりとした圧力を顎の筋肉で加えます。適正な圧力が加えられないと、音程が下がり、oe-という感じのあまりよくない音色になります。フォルテと言っても広々とした音色だったり、エスプレッシーヴォだったりしますが、広々とした音色の場合は、上の歯と下の歯の間の距離は多少長めに、口の中も多少広く取ります。エスプレッシーヴォの場合はそれよりも圧力を加え、上の歯と下の歯の間の距離は多少短め、口の中の広さは多少狭く取ります。ピアノの場合は逆です。息の圧力が少ないところにフォルテと同じ圧力を加えると、イーという首を締められたような音色になり、音程は上ずります。正しい音色、正しいピッチで演奏するためには、上の歯と下の歯の間隔を広く、口の中の広さも広く取ります。こうすれば正しいピッチで、柔らかく丸いピアノの音色が出ます。ピアノの音色は基本的に柔らかく丸いものであり、それと音色がぼやけるというのはどのラインで判別するかは個人差もあるし難しいところですが、多くの人がこれは音楽的におかしいというほど音色がぼやける場合や、音が揺れてしまうという場合は、奏法が正しくないということになると思います。上記の説明をもとに練習してみてください。ただ、こういったやり取りだけで正しい奏法を会得できる人は少数だと思います。可能であればプロの方のレッスンを受けることをお勧めします。

質問:標準でどのくらい楽器のジョイントを抜いていらっしゃるのですか?
答え:私は現在フェスティバルを使用していますが、この楽器は多少ピッチが低めです。日本のオーケストラは基本的に442を基準にしています。このため、B♭管には65ミリのたる、A管には65ミリのたるをさらに0.5ミリ削ったものを使用しています。この季節、A管は全く抜いていません。かなり暖まってきた場合にはごくわずかに抜きます。B♭管は通常0.5ミリほど、暖まってきた場合には1ミリから1.5ミリ程度抜きます。

2月2日
<「唇が厚いせいか、吹くときに横の唇がはみ出してしまい疲れてくると息が漏れてしまう。」という質問に答えて>
骨格などは人により様々で、それぞれその人に合った奏法を見つけていくしかありません。一つ言えるのは、息が漏れるというのはあまりよくないということです。私はここ20年ほど、息漏れするので修正したということがありません。一度正しいアンブシュアをつかめば、後は苦労することはないと思いますが、個人差もありますので何とも言えません。唇は巻きすぎるとリードに接する面積が大きくなりすぎ、振動を止める恐れがあります。自分の口や唇に合った、息漏れしないちょうどよい巻き方、巻き具合を探してみてください。文章でのやり取りではこれが精一杯です。実際にレッスンで見てみれば、もっとアドバイスできると思います。

1月24日
<音が自分のイメージよりも細いのだがという質問に答えて>
音が細い理由は人により様々で、実際に見て聴いてみないと何とも言えません。ただ、下記のようなことが原因となっている場合があります。
1.リードが薄い
2.マウスピースの開きが狭すぎる
3.アンブシュアが浅すぎる
4.必要以上に噛みすぎる
5.口の中が狭すぎる
6.マウスピースがつまる、つまり息が入りにくい
7.皮のリガチャーや厚すぎるリードなど、効率の悪い吹き方をしている
8.実際に必要なはずの体力を使っていない
クラリネットに本来必要な体力を効率よく使い、適度な開きのあるいいマウスピース、薄すぎず厚すぎず適度に腰のあるいいリード、音を遠くまで効率よく響かせてくれるいいリガチャー、素直によく鳴るいい楽器で、浅すぎず深すぎず口の中を適度なその音に必要な広さに保ったいいアンブシュアで吹けば、よく響き、適度な太さのある、聴いていて気持ちのいい音色になるはずです。これ以上はどなたか信頼できるプロの方にレッスンを受けることをお勧めします。


1月20日
<口の中の広さ>
口の中の形と広さですが、低音域ではO、中音域ではU、高音域ではIというイメージです。実際には多少違いますが。要するに高音域ほど口の中が狭くなるということです。エスクラはB♭クラリネットに比べて音が高い分かなり口の中を狭くする必要があります。また、リードミスは口の中の広さがその音の正しいアンブシュアよりも狭い時に起こります。例えば高音から低音に跳躍した時にリードミスが発生するのは、口の中の広さを、音が低くなる分広くできなかったことによって起こります。

<エスクラ理論>
バスクラは何でも2倍理論ですが、エスクラの場合はその逆で、何でも3分の2理論です。上の歯をつく位置、下唇の巻き方、下唇をつける位置、口の中の広さ。高音が下がるなど様々な症状は全てB♭管と同じ奏法で吹こうとすることによって起こります。

2003年1月19日
<Esクラのマウスピースを選ぶ際、B♭管で使用しているマウスピースに近いものを選んだ方がよいか?という質問に対して>
Esクラですが、私はB44にヴァンドレンの3半のリードをつけて演奏しています。B♭管がB45ライヤーという極端に開きの大きいマウスピースなのに比べて普通です。という訳で、私は特にB♭管のマウスピースに近いマウスピースを選ぶ必要はないと思います。吹いてみていちばんいいと思うものでよいのではないでしょうか。EsクラのマウスピースはB♭管のマウスピースに比べて種類が少ないという事情もありますが。私の場合、Esクラのマウスピースで5RVは開きが狭すぎる、B40はつまる、ということで、B44以外に選択肢がないのです。

12月18日
<最近自分の楽器が重く感じるという質問に対して。質問者の使用楽器はフェスティバル。>
フェスティバルには2種類あり、日本仕様のものは金属のプレートがなく木に直接フェスティバルと書かれてあります。フランス仕様のものはプレスティージュと同様に金属プレートにフェスティバルと書かれています。日本仕様のものは年代によって吹奏感が違いますが、発売された当初はかなり重く、その後徐々に改善されていきました。私は個人的には、フランス仕様のフェスティバルの方が素直によく鳴り、より良いと思っています。現在はフランス仕様に統一されたようです。もしお使いの楽器が日本仕様でしたら、フランス仕様のものよりは多少吹奏感が重く感じると思います。
楽器の中には吹けば吹くほど吹奏感が重くなるというものもありますが、基本的によい楽器はむしろ徐々に軽くなり、抵抗感がなくなっていきます。どの程度の抵抗感までが許容範囲かは人によって違いますが、私は基本的にクラリネットは振動に対して徐々に抵抗を失う消耗品で10年程度で買い換えるものだと思っています。もちろんこれはプロの話で、アマチュアの方は恐らく1日3〜4時間の練習を毎日続けることはないと思いますので、もっと長持ちすると思います。
もう一つ、最近は出荷時にゴアテックスタンポがついていますが、私は個人的には多少吹奏感が重くなるため従来のスキンタンポの方がよいと感じています。私のホームページでも紹介しているサトテクノミュージックは、入荷した楽器のタンポを全て販売前にスキンタンポに交換しています。もし現在ゴアテックスタンポをご使用の場合、スキンタンポにすることで多少吹奏感が改善されると思います。

12月12日
久々の更新です。「Tシリーズはどうやって思いついたのですか?」という質問に答えて。
リガチャーのアイデアですが、私の芸大の一つ下に、現在都響首席クラリネット奏者の三界君という人がいまして、彼がドイツに行った時、クラウス先生という方が、糸巻きが面倒でロブナーのリガチャー(皮でできたやつ)を使用していました。しかしドイツのクラリネットのマウスピースはフランスのものより小さく、リガチャーとリードの間に何か挟まなければなりません。そこでクラウス先生はいろいろなものを挟んで、何が音がいちばんいいか研究しました。その結果、銅線を巻いたものがいちばん音色がよいという結論が出ました。三界君はそのアイデアを日本に持ち帰り、ロブナーの皮の部分を取り、そこに糸を巻き、リードに当たる部分に二重螺旋構造の銅線を固定したオリジナル・リガチャーを開発しました。彼は現在もそのリガチャーを使用しています。私も三界君にお願いしてそのリガチャーを作ってもらい、しばらく使っていました。糸の影響で非常に柔らかい音が出ますが、私自身はもう少し効率よく響くリガチャーがいいなと思い、ふと、「それなら全部銅線にしたらどうだろう。」と思いつき、現在の重いタイプを製作しました。それが最初です。それから6,7年ほど重いタイプを使用していましたが、広響に入ってしばらくして、確かに重くて太い音が出るけど、もう少し軽く伸びやかな音は出ないだろうかと思い、軽いタイプを思いつきました。このリガチャーを発案してからもう十数年が過ぎます。その間、太さ、形状、材質、製造方法、先端など細部の加工方法などに改良を積み重ねてきました。そして今年はこのリガチャー飛躍の年となりました。まさかこれほど売れるとは。インターネットの力はすごいですね。メッキ屋さんに送っている間に予約分で売り切れてしまうほどです。このリガチャーが広まることもうれしいですし、全国のクラ吹きの方と交流できるのも楽しいので、仕事も忙しいですができるだけ頑張って作っていきたいと思っています。

10月28日
このページ、久々の更新です。
脱力法のヒントをいくつか。
楽器を吹かずにキーをぱらぱらと押えている時、実は実際に吹いている時と力の入れ具合が違います。これは腹筋や顎の筋肉を使っている時、それに連動して指の力も強くなるためです。
さあ試してみよう!違いが分かるかな?
同様に、フォルテの時は指に力が入っています。これを入り過ぎないようにコントロールしてみましょう。気持ちは高ぶり興奮状態、腹筋もかなり力が入って息もたくさん入れていて、しかも顎の筋肉も酷使している、こういう状態の時に腕の力だけ抜けるかな?試してみましょう。
ピアノの時、腕の力は抜けていますか?ピアノの時に腕の力が抜けていないと、レガートがかかりにくくなります。
キーはできるだけ軽くした方がいいですよ。そうしないとピアノの時十分に力を抜いて演奏できません。

7月29日
<自分では厚いリードがいいと思うのだが、録音すると薄いリードの方がよく聴こえるという質問に答えて>
響きや音色は、必ずホールの反射音で判断するようにしましょう。そうすれば間違いありません。録音も完全ではありませんが、参考にはなります。恐らく現在は近いところの音で判断していて、それで自分の感じることと録音に差が出ているのだと思います。厚いリードは、耳元では重厚な音が出ているように聴こえますが、実際には響きを殺していることがあり、この辺は十分に注意する必要があります。皮のリガチャーも、自分には丸くて柔らかい音に聴こえていますが、実際に客席ではそれほど音量の無い、響きが少なく、そのために苦しい感じの音になります。これはしかし皮のリガチャーでうまく行っている人もいるので私個人の考えですが。うまくいっている人はリードをきちんとそのリガチャーに合わせています。
とりあえず、次回ホールで吹く機会があったら、はね返ってくる音で判断してみてください。ただこれは非常に難しいことで、音大生でも理解している人は少ないです。
響きを理解している先生に奏法を学ぶ、ホールで反射音を聴き経験をつむなどしていくと、響いているかどうかが音色で分かるようになります。これは倍音列の並びと言ってもいいです。機械で音の波形を図にしてもいいでしょう。いかに上の倍音がきれいに並んでいるかが、大きいホールで遠くに音を響かせるためには重要です。そしてこの音色感を一度身につければ、どんな狭い部屋でも、大きいホールで吹いた時に響く音を今自分が出しているかどうかが判断できるようになります。
そして、そうした音を出すために重要なのが、効率の良さです。いかに自分が加えたエネルギーが、どこかで失われることなく音のエネルギーになるか、それを突き詰めていくことです。例えばもし右手親指のところにゴムをつけている人は、大きなホールでゴムをつけたり外したりして吹いてみてください。外した方が響きが増えるはずです。マウスピースパッチも、はさみで最小限の大きさに切って貼れば、広い面積のものをべったりとつけているよりは明らかに響きが増えます。リードにしても、いかにリードが、まるで団扇を素早く扇いでいるかのようにプルプルと振動するかが重要で、それを遮る要素を極力排除していく努力が大事です。

7月14日
<エリートについて>
エリートという楽器についてですが、エリートは私の師匠アリニヨン先生が開発に携わった楽器です。一種独特の魅力を持つ楽器ですが、管体が薄く、ベルがぶつけると割れやすい、調整が難しいなど難点もあります。オーケストラで1st、2nd一緒にこの楽器で演奏すると素晴らしい効果が出ます。佐藤さんは難点の多さから、この楽器はクランポンにいらした当時からあまり好きではなかったようです。

7月5日
<質問>
初心者の1年生がいるのですが、その子の音が異様に低いんです。音量が出ていて、指も回るので、ピッチさえどうにかなったら、もう言うことナシだと思うのですが、なかなか上手くいきません。アンブシュアについて一応チェックしてみたのですが(といっても、私自身自信がないので信用できませんが)、むしろしめつける傾向にあるので、音が上がるはずでは?とみんなで話したりもしています。リードの3で、音色からいっても決して薄いとは思えません。どうするのが効果的ですか?

<答え>
ピッチが低い原因はいくつかあります。
1.楽器のピッチが低い。アメリカ向けのローピッチの楽器はピッチが低いです。解決方法としてはたるを短くするぐらいしかないかな。
2.たるが長い。この場合は短いたるにする、もしくはたるを削ります。(もちろん専門の方にやってもらいます。)
3.マウスピースのピッチが低い。アメリカのマウスピースはローピッチ用にピッチが低く設定されています。この場合はマウスピースを変えます。
4.マウスピースの響きが低い。つまり音色的に低い。メーターで計ったら合っているのにどうも低く感じる。これは響きが低いのです。上記のアメリカのマウスピースは、音程だけでなく響きも低い場合があります。この場合もマウスピースを変えます。
5.アンブシュアが深すぎる。深くくわえすぎるとピッチが低くなり、音色的にもOEというおかしな音色になります。この場合は、多少浅めにくわえます。
6.楽器をラッパ吹きしている。上の歯をマウスピースの深いところにあて、頭をまっすぐにした場合、楽器がかなり高くなる。そうすると、5番と同様の結果になる。この場合は、やはり歯をつく位置を浅くします。
7.口の中が広すぎる。上の歯と下の歯でいくら噛んでも、口の中が広すぎるとピッチは下がります。ある音程にはそれに相応しい口の中の広さがあります。正しい広さにすればピッチはよくなります。

今思いつくのはこれぐらいでしょうか。もっと詳しく調べるために、その人の楽器のメーカー名、機種名、製造番号(クランポンの場合製造番号の最初にFがついていればハイピッチ、ついていなければローピッチです。)、マウスピースのメーカー名と機種名、リガチャーのメーカー名と種類、リードのメーカー名と種類を教えてください。

7月1日
<質問>
実際にリードを冷凍庫から出して使うときの注意点などないでしょうか?

<答え>
そのままベロンと舐めてもらって大丈夫です。すぐ使えます。ただ、ヴァンドレンのプラスチックケースは冷凍によって硬くなっているので、リードに傷がつかないように暖めたり少し広げたりしましょう。

6月29日
<質問>
リードの節約方法につていもう少し詳しくご教授下さい。
1.冷凍保存の際にはリードは箱から出した状態で、冷凍保存パックに入れるのでしょうか?それとも箱のラップをはがして、カタログを抜いた状態でOK?
2.私はリードは箱を開けてから最低1ヶ月は湿気の少ないところに保管して(寝かせて)から使うようにしています。傅田文夫氏の著書を読んでから実践してるのですが、やはり保存されてるリードは古いほうから使われるのでしょうか?


<答え>
リードの保存方法ですが、買った時の箱に入れたままでいいですよ。そのまま何か湿気の入ってこないビニール袋に入れて保存してください。くれぐれも1日乾燥してからにしてくださいね。
リードというのは元の葦をリードの形に削ってからいくらでも持つというものではないようです。それに日本では湿気でカビが生えるということもあり、私は買ったら未使用の状態ではあまり長く保存しないようにしています。


6月28日
<リードの節約方法>
リードの節約方法としては現在、1.マウスピースを2個使う、2.使わないリードを冷凍保存する、この二つを実行しています。マウスピースは同じB45ライヤーですが多少開きが違う2個を使うことによって、使えるリードの幅が広がります。冷凍保存ですが、必ず1日乾燥させてから冷凍保存パックなどに入れて冷凍してください。多少の劣化はありますが、半年程度ぐらいならそれほど変わらない状態で出てきます。これらの対策のおかげで、最近では1.5ヶ月に10箱程度の消費で済んでいます。

6月22日
<質問>
コンクールでカルミナ・ブラーナの4,6,10,12、13をやるんですが、そのうちの12番は1st、2nd、3rdどれも高音で伸ばしなのですが、もう聴けたもんじゃないピッチなんです・・。なにか効果的なピッチの取り方があったら教えてください。

<答え>
やはり一人一人アンブシュア、リード、マウスピース、息の入れ方などを見ないと根本的には難しいかな。一つアイデアとして。音には合いやすい音と合いにくい音があります。例えば薄いリードを喉や口を閉めて吹くと、チューナーでは合っているのに実際には合ったようには聞こえないという音色になります。一人一人がある程度腰のあるリード(もちろん厚すぎてもだめですが)で口や喉の広さをある程度保ち、ある程度の深さのある(つまり浅すぎない)アンブシュアで演奏すれば、合いやすくなると思います。つまり合わないのはピッチだけの問題ではなく音色の問題だということです。これを頭に入れて練習してみてください。

6月16日
<リガチャーについての考え方>
ビニールですが、個人的にはゴムやビニールはどこにつけても響きを落とす原因になると考えています。例えば向こう締めのリガチャーのネジの種類で音色が変わってきます。無駄に大きいとその分響きが落ちます。とにかく出来るだけ無駄を省き、響きを究極まで突き詰めたいというのが私のリガチャーのコンセプトでして。それともう一つ重要なのが、その響き、効率のよさと柔らかい音色の両立です。そういう意味で銅線というのは最高の素材と考えています。ただ、こういったことに関しては、どれが正しいということはないと思います。私のリガチャーよりも糸巻きの方が好きだという人は当然いていいと思います。それは考え方の違いで、いくら私が自分が加えたエネルギーに対してそれでは効率が悪いよと言っても、皮のリガチャーでうまくいっている人はうまくいっています。ですからとても個人的な考えであるということは前提なのですが、私はビニールやゴムは響きを落とし、自分が加えた力の何割かが無駄になって、結局自分がやっていると思っているほどはお客さんに伝わらず、評価も得にくいと考えています。





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